剣士と守護の楯
第五話「撫子会」
恭也は机の前で悩んでいた。理事長にセント・テレジアでの体育の授業内容は任せると言われたからだ。
教職を取る際、確かに海鳴で教育実習を行った。しかし、それは普通の学校であればの話。
セント・テレジアのような格式高い学院ではどのようにするのか悩みどころだ。
同僚の先輩教師に言わせると、「怪我しない程度の気分転換になればいい。」とのこと。
そうすると何がいいだろう。あまり激しくないもので、楽しくやれるものがいいだろうかと考えていた。
恭也が悩んでいると声を掛けられた。掛けてきたのは星野先生だった。
「不破先生、そろそろ行きましょうか。」
「そうですね、とりあえず山田さんを迎えにですか?」
恭也は立ち上がり、星野先生に引き続いて職員室を出て行き、修史もとい山田妙子のクラスに向かう。
「はい、山田さんを迎えに行ってからですね。不破先生はこの学院はどう思いますか?」
「……そうですね。」
恭也は少し考えたところで、4時間目のチャイムが鳴る。
鳴ってからまずは教室からは教師らしき人が出てきて、挨拶を軽く交わす。
その後に生徒が出てきて、星野先生を見つけると挨拶してきた。
「ごきげんよう。」
「ごきげんよう、皆さん。」
星野先生は生徒と同じように挨拶を交わしているが、隣にいる恭也はア然としている。
生徒達は隣にいる恭也に気付き、何故か顔を赤くした。
「星野先生、こちらの男性はどなたですか?」
「もしかして星野先生の恋人ですか?」
「キャーー!!そうなんですか?」
星野先生はおろか恭也は何も言っていない。生徒だけが勝手に話が進んでいる。
「そ、そんな不破先生と恋人だなんて……」
生徒より星野先生の思考がぶっ飛んでいた。なにやら体をクネクネさせながら頬を赤くしていた。端から見ればおかしい。
「な、なんだか星野先生怖いね……」
「う、うん……私達はお昼ご飯食べに行こうか。」
「そ、そうだね……失礼します。」
「……あ、ああ。」
生徒たちはそそくさとその場から後にした。
星野先生は未だにトリップしている。
「あの……星野先生?」
「…………は、はい。なんでしょう?」
「教室に向かわなくていいんですか?」
「そ、そうでしたね。」
ようやく星野先生は立ち直り、恥ずかしそうに俯いて赤くしながらそそくさと教室に向かった。
残された恭也は
「格式張った印象があったんだが、どこも変わらないのかもしれないな。」
と呟いて星野先生を追いかけた。
教室の中はまさしく女性の花園という空間が出来上がっていた。
修史から見て右を見れば女性がたくさん。左を見ても女性がたくさん。もううんざりだった。
今までにも女性には囲まれたことはあるが、今回みたいに長時間。しかも女装してなどは全く初めてのことである。
修史の体力うんぬんより先に精神力の方がどうにかなってしまいそうである。
唯一の救いがあるとしたら修史もとい妙子の隣である真田設子の存在だろうか。
修史から見ても今までどんな女性よりも女性らしくおしとやか、褒めると顔を赤くして照れる姿なぞ、まさしく大和撫子という言葉が似合う女性であった。
「はぁーー。」
「妙子さん、はしたないですよ。」
妙子が机に突っ伏す姿を見ながら設子はクスクスと笑いながら優しく窘める。
最初は設子から様付けで呼ばれたのだが、丁重にお断りしてようやくさん付けで収まった。呼ばれ慣れていない名で呼ばれるとまだ違和感が拭えないらしく、修史は返事するのがやや遅れる。が、今までのやり取りで修史が女装して山田妙子と名乗っていることがバレてないことに安堵していいやら、男として見られてないことに情けないやらで修史は泣きそうになっていた。
「それはそうですが、さすがに初日は疲れてしまいますね。」
「初日ですから多少は仕方のないことかもしれませんが、それでもセント・テレジアに
入ったからには淑女らしい振る舞いをしていませんと雪乃様に目を付けられてしまいますよ。」
初対面から数時間しか過ぎていないのに叱る設子に妙子は姿勢を正し、疑問を口にする。
というより、初日なのだから知らない方がいい。知っていたらおかしいだろうと思い、聞けることがあるなら聞くべきという感じなのだが。
「そうなのですが……そ、それよりもその雪乃様というのは?」
「この学院の中で撫子会と呼ばれる学生会があります。所謂、生徒を代表する人達の集
まりですね。その撫子会の会長が春日崎雪乃様です。このクラスにも撫子会に所属されている方がいますよ。」
にっこりと天女を思わせるような微笑みに妙子は思わずドキッとしてしまい、顔を赤くしてしまい目を逸らしてしまう。
そんな妙子の様子を設子はクスクスと口元を隠しながらも控えめに笑う。
「妙子さんは面白い方ですね。あら、星野先生と……あのお方はどなたでしょう?」
設子が教室のドアから覗く星野先生に気付き、視線を投げかけると教室にいた女生徒も気付き、時が止まる。
そんな空気に気付かない人がいた。
「山田さーん、行きますよー。」
「星野先生……」
担任の星野麗美と恭也だった。
妙に間延びした声とやってしまったとばかり嘆く顔。見ていて対照的ではある。
恭也は視線を向けられているのはわかってはいるが、その意味までは理解できていない。
さすが世界が誇る鈍感朴念仁。
対して呼ばれた妙子は頬をヒクヒクと引き攣らせながら座席を立った。
「設子さん、すいませんが呼ばれているみたいなので。」
「ええ、それでは。」
あれが淑女というものかと妙子は納得した。アイギスの先輩らではああはいかないだろう。しかし、周りの女生徒が不破先生を見てヒソヒソと話したり、小さくキャーって叫んでいる。
確かに妙子ではなく修史としての視点から見ても恭也は整った綺麗な顔をしている。
それも男子より男性という見方でだ。童顔であり、いつも変装に学生服を着る修史にとっては男性と見られる恭也が少し羨ましく思った。
「星野先生。不破先生も一緒にどうかしたのですか?」
「あら?もう忘れたんですか?お昼休みに学生会のところに行くと言ったじゃないです
か。」
「……あはは。」
妙子は露骨に視線を逸らしてしまい、忘れてましたと表情が物語っている。
恭也はそれを見て仕方ないというような表情をした。
もし、自分が同じような境遇でこの場にいたとしたら妙子と同じように今の状況を把握するだけでもいっぱいいっぱいになるだろうと思ったから。ましてや、初めての潜入任務。しかも女装というバレてはいけない上での護衛。
今の妙子には必要以上の緊張が強いられているに違いない。
そのためだろうか、恭也が助け舟を出すように声をかける。
「星野先生。早く行かないとお昼休み終わってしまいますよ。」
「そうですね。不破先生、山田さん、行きましょう。」
「はい。」
妙子はそういうと必要な荷物をまとめ、そそくさと出ていった。
Another view:??
昼休み。
妙子が星野先生と恭也に連れられて出ていった教室のドアをある人物が見ていた。
その人物に標準より小さな生徒が寄っていく。話掛ける声は周囲にいる人間には気付かないようにして
「ごきげんよう。“氷姫(アイス・プリンセス)"。」
「……お前か。なんの用だ、“小悪魔(ピクシー)”。」
「なんの用ってわかっていますよね。」
少女は口元を隠しながらクスクスと小さな微笑を零す。それに対して姫と呼ばれた可憐な少女は不機嫌さを隠そうともしないで返事を返す。
「ああ。」
「あの転入生は組織から言われていたアイギスのエージェントですかね?」
「どうだろうな……まだ、判断が尽きにくいな。それよりも新しく来た教師の方が気になる。」
「組織の報告にはなかったです。おそらくエージェントに間違いないと思いますが?」
「おそらくな。念のために他の奴らにはお前が伝えとけ。」
「わかりました。組織にはあなたが連絡して下さいね。“氷姫(アイス“プリンセス)”。」
それでは と会釈をして小さな背中を翻し消えてく姿を見ていた。
仮面を被り、性格さえ偽り、全てが自分ではないような錯覚を覚えたのはいつからだったかもう覚えていない。
もう先程話していた人物のように戻ることなどできはしないのに。
それでも思ってしまうのは深層にいる自分が求めているのかもしれない
いつのまにかそんな考えでいることに何故だか笑いが込み上げてくる。ここで声を張り上げて大笑いでもしたい気分だが、そんなことしたらこの学院では全校生徒に自分の名が知れ渡ってしまう。
それは潜入している他のメンバーにも失敗を意味してしまうかもしれない。笑いを込み上げつつ、感情を淑女になるようにシフトしていく。
セント・テレジアに相応しい人物となるようにと。
Another view:??END
恭也は隣にいる麗美と談笑しながら、妙子の目の前を歩いている。
女心に疎い、苦手な修史でも目の前の麗美を見る限りでは恭也に好意を抱いているのではとなんとなくだがわかる。
本当になんとなくなのだが。
そんな二人を見つつ、妙子は視線だけを窓の外にやると外国人のシスター達が列を作って聖堂へと向かっていくのが見えた。
この学院、やっぱ変わってるなぁと思って視線を戻すと恭也が視線だけ妙子と先程見ていた光景に向けていた。
恭也は修史の視線と合うとニコッと翠屋で使う営業スマイルをした。
後ろの方でドサッという何かが倒れる音ときゅ〜とかいう動物の鳴き声みたいな変な音は気にしないでおこうと妙子は思った。
学生会室は校舎の最も高い階、つまり屋上を除く最上階にある。辺りには滅多に学生の往来はない。
警護するのに人が寄りつかないのはありがたいが、もし追い詰められたら逃げ道がない。
最悪、抱えて飛び降りることもあるかなど考えていたらいつのまにか学生会室に着いていたらしい。
麗美先生がコンコンと静かに、それでいて中の室内に響くようなノックをする。
「皆さーん、転入生を連れてきましたよー。」
「どうぞ、お入り下さい。」
麗美先生のように間延びした声ではなく、静かで、厳かで神聖さをどこか感じるような声が入室を許可してきた。
「こんにちはー。」
「失礼します。」
「失礼いたします。」
麗美先生がまず入り、妙子、恭也の順に入室。
恭也は扉をゆっくりと出来るだけ音がたてないように閉めて、学生会に所属している三人であろう人物が見える。
まず右にいるのがツインテールにピンクのリボンをしており、深い蒼眼、幼い子供がそのまま成長したような印象を受ける。
この娘が理事長の孫である一年生で会計の新城鞠奈だろう。
次に左にいるのが青髪に黄色のヘアバンドかカチューシャが彼女の印象を柔らかくしている。
こちらは燃えるような紅眼が活発そうな印象を与える。
彼女が最近、巷で有名な椿原弁護士の娘、椿原蓮。
護衛対象の一人であり、外見は資料の写真と一致している。
最後に真っ正面に座るのが春日崎雪乃だろう。
金髪に腰まで伸びるロングのストレート。
白いヘアバンドが彼女の金髪によく映える。さらには碧眼が見通すような眼で真っ直ぐ見ている。
意志の強い眼だと思い、次期春日崎グループ跡取りとしての自覚かと恭也は一人納得した。
三人並ぶとものすごい威圧感を感じる妙子だが、恭也を見ればなんともないような顔でいる。
「彼女が今日転入してきた山田妙子さんです。」
「そうですか……」
麗美先生はなんにも感じないのか、平然と答えている。
妙子は自分がおかしいのかと思えてしまう。
ぼーっとしていたら麗美先生に声をかけられ、意識を戻す。
「山田さん、彼女が会長で三年生の春日崎雪乃さんよ。」
「は、はい。」
「私がセント・テレジア学院、学生会の撫子会会長、春日崎雪乃ですわ。ようこそ、セント・テレジアへ」
そういうと彼女は立ち上がり、極上の優雅な笑みで微笑んだ。
「それから向かって右側の彼女が副会長の椿原蓮さん。山田さんとはクラスメートね。」
「ああ、教室で会いました。ようこそ、撫子会へ。歓迎します。副会長の椿原蓮です。」
「よ、よろしく……です。」
後ろの恭也さんから忍び笑いのような失笑が漏れている。
仕方ないじゃないか。写真で見るより美人だし、先輩達が騒ぐのもわかる。
「そして彼女が新城鞠奈さん。撫子会では会計を担当してます。」
「はじめまして、妙子さま。一年の新城鞠奈と申します。」
撫子会全員の自己紹介が終わったところで、麗美先生がほのぼのとした声で三人に伝える。
「お伝えしていた通り、山田さんも撫子会に入るので、仲良くしてあげてくださいねー。」
「勿論ですわ。お友達が増えて嬉しいわ。」
雪乃がにっこりと微笑み
「撫子会が三人きりなのは少々寂しいと思っていたので、大歓迎です。」
蓮が歓迎の言葉を述べ
「よろしくお願いいたします、妙子さま。」
鞠奈が締めた。
「こちらこそよろしくお願いします。」
「……ところで後ろに控えている男性はどなたですか?」
先程とは違い、警戒の色をあらわにする雪乃が恭也に視線を送る。それに対し、麗美先生が答えようとするが、恭也が止める。
「こういうのは本人の私の口から言わないと意味がないでしょう。」
『それはそうですが……』と言いながらも少しばかり納得していないようだ。
「さて、改めてはじめまして。本日より体育教師として赴任致しました不破恭也と申します。他にも学院内の警備と寮の管理人、撫子会の顧問をすることになっています。」
恭也の言葉にア然となる周りの人達。修史もこのことは知らなかったことなので、目を点にしている。
この中でも責任者である生徒会長の雪乃が声を静かに荒げる。
「どういうことですか??星野先生?」
「そういうことらしいですよ。ただ、私は詳しい話は知りません。理事長からはそう伝えられただけですので……」
雪乃の雰囲気に少しずつだが、麗美先生の声が小さくなっていく。
「星野先生を責めないで下さい。最近なんですが、学院内に侵入者がいたそうなので私がその警備にあたります。また、寮の安全確保に努めるためにも私が行うことになったのです。」
「だ、だからと言って男性がその……セント・テレジアのような格式高い場所にいる理由にはならないと思いますが?」
「確かにその通りです。しかし、その事を決めるのは春日崎さん、貴女ではありません。そこにいる新城さんの祖母であり、理事長です。」
「くっ……確かにその通りです。学生生活をある程度の自由は許されていますが、生徒だけでの先生方の人事までは決められません。」
雪乃は恭也に正論で返され、苦虫を潰したように悔しそうな顔をするが、それはすぐに表面から消える。ある程度の落ち着きを取り戻したらしく淡々と言葉を紡ぐ。
「…………わかりました。まだ納得いかないところはありますが、今ここで私たちで問答を繰り返しても仕方がありません。私は不本意ながら不破先生をセント・テレジアに迎えいれましょう。」
「雪乃様?!」
隣にいた蓮と鞠奈が驚きの声を挙げる。
無理もない。
雪乃が自分の領域に気に入った人以外置くことは珍しいのだ。
そういう意味ではセント・テレジアに今いる恭也と妙子を除く全員が雪乃は気に入っている。
「蓮、鞠奈。これは決定事項よ。あなたたちがなんと言おうと不破先生が教師であること、学生寮の寮長として監督すること、学院の警備を務めること、撫子会の顧問となることは変わりません。他の生徒には寮長となることは私が伝えときましょう。」
雪乃の言葉に恭也は目が点になるような思いをするが、上に立つ立場としての器はあるのだろうと考えて表情を崩す。
その表情は海鳴で何人もの女性をオトした恭也の笑顔。
そこにいる全員が一瞬見惚れた。女装している修史……いや、もう妙子として生きていくべきか、妙子でさえ見惚れた。
「ありがとうございます。学院の生徒会長である春日崎さんに認められたのであれば、生徒の皆さんも受け入れやすくなるでしょう。」
「い、いえ、たいしたことはしていません。セント・テレジアの生徒として当然のことをしているまでです。」
自分の顔が赤くなるのを自覚しつつ、視線は恭也から逸らして自分がしたことは当然のように話す雪乃に対し、恭也はさらに感謝の意を示す。
「それでも春日崎さんにはお礼の言葉を言うべきだと私は思います。理事長から伝えられていても学生の立場であり、生徒会長の春日崎さんに言われるのでは発言力が生徒に与える印象は全く異なりますから。」
そう。発言力が全く異なるのだ。発言力が異なれば与える印象も異なる。
生徒は先生に言われても結局は大人と子供だ。はっきり言ってセント・テレジアのような敷居高い学院ともなると学生といえども子供でも大人に近い思考を持つ。
それでもやはりそのような思考を持っていたとしても敷居高い学院。ましてや、男子禁制の女子校にいきなり見ず知らずの男性が来て、寮長までやるともなると子供である学生達には怖い。
やはり大人の都合なのかという子供なりに理不尽を感じてしまうかもしれない。そのことが大人である理事長から伝えられるとさらに拍車がかかる。しかし、理事長からではなく生徒に絶大な人気を誇る生徒会長から伝えてもらえれば納得しないのもいるだろうが、それでも言ってもらえるのともらえないのでは雲泥の差だ。
「そうですか。……私は素直に不破先生からの言葉を受け取りましょう。蓮、鞠奈もそれでいいわね?」
「……は、はい。」
「……はぁーい。」
蓮は少し驚きながらも返事をし、鞠奈は渋々と返事をする。
二人の性格がほんの少しだけ感じられると恭也は考えるが、妙子は緊張してしまったのか呆然と成り行きを見ていた。
雪乃は蓮と鞠奈が返事をしたのを見ると恭也に声をかける。
「不破先生はこのあとのお昼休みはどうするんですか?私たちは山田さんの歓迎会としてお茶会を予定しているんですが?」
「そのお誘いは大変嬉しいのですが、これからの授業の内容や警備のことも見直さなければいけないので。また機会があった時にお願いします。」
雪乃からのお茶会を恭也は丁重にお断りをし、柔らかな笑みを浮かべる。その笑みに対し、雪乃も見惚れるような笑みで返す。
周りは二人の笑みに固まり、恭也は麗美先生に声をかけて退室する。雪乃は残った三人に声をかけるが、妙子だけは呆然として正気を取り戻した時には周りの雰囲気は妙子にとっての理不尽な下僕生活の始まりでもあった。
第六話「穂村有里」へ続く
あとがき
よしっ!!
時雨「よしっ!!じゃない。このバカ!!!」
ぐはっ……いきなりのシャイニングウィザードは相当くるんですが
時雨「なに?もう一回?いい度胸ね。はぁぁぁ、せい!!!」
…………
時雨「あら、随分と気持ちよさそうな顔ね。これは美姫お姉さまに知らせないと。……あ、遅くなりましたが今回もなんとか無事投稿できることをさせました。ようやく本編に組み込んでいきましたがどうでしょうか?やはり美姫お姉さまのように浩をムチ等で書かせるのがいいのでしょうか?ぜひ、ご教授を。」
時雨さん……なんて危険な発想を……がはっ
時雨「あら……ま、いっか。それではまた投稿のときにでも教えてください。」
いやいや、そんな常に鞭打たれている訳では。
美姫 「そうそう。やっぱり剣が一番使い慣れているしね」
って、そういう事じゃなくて!
美姫 「恭也と修……もとい妙子と撫子会との顔見せも無事に終わったようだな」
これからいよいよ本格的に護衛が始まる訳だ。
美姫 「続きが気になる所よね」
うんうん。次回も待っています。
美姫 「待ってますね〜」