このSSではとらいあんぐるハートシリーズ、魔法少女リリカルなのはシリーズにおいてネタバレと私自身の個人的解釈及びオリジナル設定が入りますのでこのシリーズを見ていない方やゲームをプレイしていない方にはオススメは致しません。

 

 それでもどんと来いという方のみ下記へとスクロールしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     誰かの想いを誰かに……

 

 

 

     あなたに伝えられなかった言葉がある。

 

 

 

     あなたに伝えきれなかった言葉がある。

 

 

 

     あなたに伝えようとして伝えなかった想いがある。

 

 

 

     あなたに伝えた言葉がある。

 

 

 

     そう……

 

 

 

     この物語は誰かの想いを言葉にのせて紡がれる人々の想いが溢れる物語。

 

 

 

     あなたは『今でも優しい想いで語られる物語は好きですか?』

 

 

 

     『想いをかけがえのないあなたに伝えて』

 

 

     始まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「友愛を結んだあなただから今まで言えなかったことを今こそ言える嬉しさに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拝啓

 

 

 

風ヶ丘を卒業してから幾年。

 

 

 

私とあなたが出会って多くの年月が流れました。

 

 

 

今、あなたはどこにいるのでしょうか?

 

 

 

今、あなたはなにをしているのでしょうか?

 

 

今、あなたに声は届いているのでしょうか?

 

 

 

あなたがいたからあの場所に出会えてあの人と今になれた。

 

 

 

私はあなたに言いたかったことがあります。

 

 

 

……薫。

 

 

 

あなたに出会えたことを私は誇りに思います。

 

 

 

あなたに出会えたことを私は嬉しく思います。

 

 

 

あなたに出会えたことを私は感謝しています。

 

 

 

だから―――

 

 

 

薫……ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

あなたと出会えた季節は桜が咲き、雨がシトシトと降る春の日でした。

 

 

その時のあなたは抜き身のような刀で他人から見れば近寄りがたい雰囲気がありました。

 

 

あなたは鹿児島から海鳴に一人で来て他に知り合いのいない中であなたはクラスの中で一人浮いていた。

 

 

なんていうのか当時の私にはわからなかったけれども、あれから少しは成長できた今ならわかる。

 

 

あれは振りかぶって今にも振り下ろす抜き身の刀なのだと―――

 

 

同時に鞘がないから納めることができずにすぐにでも折れてしまいそうな脆い刀。

 

 

それが私から見た風ヶ丘高校一年、当時の『神咲  薫』でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は小学四年生の時に護身道という道を踏み出した。

 

 

理由は単純。昔、ある道場の師範代に完膚なきやられたから。

 

 

それまでにも道場破りみたいなことやストリートファイトみたいなのもしていた。

 

 

一応、期間は短いけれども柔道や剣道を学んだこともある。

 

 

私はわがままで凄く負けず嫌いでとても嫉妬深い。

 

 

だから、私は自分の思うようにいかないととても嫌になる。

 

 

師範代に何度も負けた時も、風ヶ丘に入学してあなたを見た時も、さざなみ寮で耕ちゃんと再会して隣に私ではない誰かがいた時も、弟みたいで愛しいと思えた真一郎に私ではない誰かを想っているとわかったときも、私は私を押し殺してまで嫉妬に囚われないようにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高校一年で私は部活を護身道という当時ではマイナーであろう道一本と決めて進んだ。

 

 

薫は知っているのかもしれないけれど、私は海鳴に来る前は長崎にいた。そう、耕ちゃんと同じあの地、あの場所で。

 

 

私はあの時、耕ちゃんと相思相愛だったと今でも思っているの。

 

 

今では後悔しているのかも……

 

 

耕ちゃんに純潔を捧げたことは私自身が嬉しいと感じている。

 

 

だけど、無理矢理責められた時に拒んでしまったの。

 

 

あの時の耕ちゃんは中学生の私を襲い掛かろうとして、とても怖かった。怯えてしまった。

 

 

だから、私はおもいっきり投げ飛ばしてしまった。

 

 

全治二ヶ月という大怪我を負わせて……

 

 

その後、私は一度もお見舞いすることなく引っ越ししてしまった。

 

 

謝ることさえできずに、私の中である問題を残したまま……

 

 

皆が集う約束の地、『海鳴』へと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海鳴へ引っ越した後、私はある問題が発覚したの。

 

薫は知っていると思うけど、私は男性恐怖症なのよ。

 

原因はおそらく耕ちゃんとの一件。以来、男性が耕ちゃんみたいに襲い掛かってくるんじゃないかと不安で最初は見知らぬ男性が近付くだけでビクッと震え、何もできなかった。

 

怖かった。

 

もし、耕ちゃんみたいに襲い掛かってきたらと思うとどうしようもなかった。

 

いつしか私は自分の身は自分で守らなければいけないと感じていた。

 

そして、月日は流れて風ヶ丘の入学式を迎える。

 

初めてあなたを見たとき、私は衝撃を受けた。

 

あなたを包むなにかに……

 

そのとき、私は思ったの。

 

私はあなたのようになりたいと願った。

 

私はあなたのようになりたかった。

 

私はあなたのようにはなりたくなかった。

 

私はあなたのようになれないと思った。

 

私はあなたではないのだから。

 

あなたの真似をできても私はあなたのようにはなれなかったから。

 

あなたはその身に宿す雰囲気のまま、剣道部への門を叩いて私を置いていくように頭角を表していく。

 

私はあなたのようになれないとわかったその日、その時、その瞬間に私はあなたとは違う道へと歩み始める。

 

 

 

 

 

それから数ヶ月して私は着実に力をつけ、インターハイの予選でなんとかメンバーに食い込むことができた。

 

それも当時いたあなたへと近付くために。

 

当時の私から見ればあなたは高みにいた。

 

でも、遥か高みではなくて、きっと手を伸ばせば届くそんな高み。

 

私はゆっくりと一歩ずつ足跡を確かめながら前へと進む。

 

きっといつしか肩を並べる日が来ることを信じて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一年のインターハイに出場し、いつしか私は県下でも最強の名を言われる。

 

そう、ほとんど相手が私に倒されることからついた名。

 

 

『秒殺の女王』と。

 

私はその名に恥じぬように必死に鍛練を重ねた。

 

体をいじめ、心を鬼にし、いつしか私が過去に置いてきたものを掴み取ろうとして……

 

だけど、過去に置いてきたものを掴むことなど夢物語であることを私は知っている。

 

私は今を走り続けるのでしかないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風ヶ丘に入学して最初の一年は勉学と護身道へと費やした。

 

お姉ちゃんからは何度も高校生らしくないと言われたのを覚えている。

 

けど、私は誰にも負けたくなかったから。

 

二年生へと進級し、私はまた薫と同じクラスになった。

 

去年の中頃から剣道部と護身道部は時々、模擬戦の交流をしていたのを覚えているかしら?

 

その為か、私達は必然に仲良くなっていったのを実感していた。

 

一年生の時から時々、不思議だと思っていた。

 

どうして、あなたは途中で授業中に早退したり、学校を休むことになっても先生達は何も言わないのかと……

 

普段は真面目で厳格なあなたからは考えられなかった。

 

そんなある日のこと……

 

私は見てしまったから。神聖な式服に身を包み、私では理解できそうもない神格な刀を持って、私には何も見えないとこを斬り、この世のものとは思えない黄金の光を放つあなたを……

 

その姿に私は見惚れてしまった。

 

その剣に私は惹かれてしまった。

 

金色の光に私は虜になってしまった。

 

 

 

気付けば、私は薫から声をかけられるその瞬間まで立ち尽くしていた。

 

あなたからは私がなぜこの場所にいたのか不思議そうで、それで見られてはいけないものを見られた子供が大人に怒られるような不安で怯えた表情に見えたけど、すぐに引き締めてなにか大事なことを決意したいつもより凛々しい顔で口を開く。

 

私は今でもその時にあなたが紡いでくれた言葉を、言霊を覚えている。

 

 

「千堂さん、あなたは今見えたんじゃろうか?」

 

 

私はほうけたまま虚ろに頷く。

 

 

「……ほうか。今見たことはあなたの理解の外にある。本来なら記憶を隠蔽するのじゃが、あなたが話さないことを約束するのなら私はあなたと……」

 

 

本来ならそんなことは言わないのだろうと思うのだろうけど、このときはわからなかった。それでも薫のしていることはどう考えても秘匿の存在であり、理解の範疇から超えていることだけはどんなにうろたえていても当時の私でも理解できた。

 

だからこそ、私はあなたの言うことが理解するのに時間がかかってしまった。

 

 

『友達になりたい』

 

 

たったその一言だ。

 

でも、普段は凜として剣道場にたった一本佇むようにして儚くも力強いあなたの口から発せられる言葉に私の中へと響き、長い時間をかけて浸透していく。

 

私からの返事を待つあなたは俯き、顔だけでなく耳まで真っ赤にして口をぼそぼそとする姿はこれ以上ないくらいに可愛かった。

 

何故だかどうしようもなく抱きしめたくて、あなたを引き寄せて抱きしめてから私はあなたにだけ紡ぐ言葉を伝える。

 

 

「ええ、もちろん。私は神咲薫の親友であることを、友愛を薫の刀に誓うわ。」

 

 

あなたは私の腕の中で黙って頷いて薫が持つ刀が微かに優しく輝いた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから私は薫の親友として共に過ごし、護身道と剣道の歩む道は違えど試合を重ね、切磋琢磨を繰り返した。

 

そんな時だ。

 

二年の夏、私はついにと言うべきか友達何人かとさざなみ寮へと行き、運命の再会を果たす。

 

 

 

 

 

『槙原 耕介』

 

 

 

 

 

長崎にいた時、お姉ちゃんの同級生であり、幼馴染みとして多くの時間を共に過ごした私の初恋の人。

 

そして、私の男性恐怖症の原因となった理由でもありながらも私が恋した男性の一人で私を受け止めてくれた数少ない人。

 

私は再会したとき、どうしていいのかわからなかった。

 

長崎から海鳴へと引越してから一番会いたいと願った人で、一番会いたくないと思った人。

 

顔を合わせて私は何も言えなかった。

 

あの時、すぐにでも抱き着きたかった。でも、私は行けなかった。足が進まなかった。

 

だって、耕ちゃんの後ろで声をかける誰にも優しいあの人がとても嬉しそうで、返事を返す耕ちゃんの声が長崎にいた時に私へと向けていた声で……ううん、違う。それ以上の優しく包み込む声で笑っていたから。

 

耕ちゃんを男性として意識していたからこそわかってしまった。わかりたくなかったのにわかってしまった。

 

その後、私は誰にも言えなかったことを薫だけに伝えるわね。

 

私は未練がましく耕ちゃんに縋り付き、慰められた。この時に私はようやく吹っ切るきっかけが欲しくて、耕ちゃんにお願いをした。

 

その願ったことは純粋で、でも誰にも言えないほどずるくて、この願いは私の心からの願いであると同時に私が一生涯をかけても償いきれないであろう誰にも譲ることのできない罪である願い。

 

その様子を耕ちゃんも悟ったのか、幾重にも長い時間を感じる雰囲気でゆっくり頷いてくれた。

 

詳細は私だけの大切な思い出だから言えないけど、結論から言えば私は耕ちゃんに抱かれて純潔を捧げた。

 

汚いだとか何を言われても罵られても私は耕ちゃんに一度だけの純潔を捧げたことは後悔も未練もないの。

 

それが耕ちゃんを愛してくれているあの人や好意を持っていた薫を含めたさざなみ寮の皆への罪で贖罪。

 

そして、冬が過ぎて高校最後の春を迎えるまでに私はある出会いを果たす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一つは二年の秋頃から模擬戦としてどんな時、どんな状況でも挑んできた後輩。

 

『御剣いづみ』

 

 

 

一つは春頃に音楽室で出会った小さく可愛い後輩。

 

『野々村小鳥』

 

 

 

一つは一つ下に後輩として入部した私と同等の未完の天才である後輩。

 

『鷹城唯子』

 

 

 

三年の春に私を追いかけて入学、入部した努力を続ける後輩。

 

『井上ななか』

 

 

 

誰よりも気高く、強く、綺麗で可愛い後輩。

 

『綺堂さくら』

 

 

 

最後の冬に留学生としてきた歪で嘘を含んだ優しい後輩。

 

『菟 弓華』

 

 

 

最後まで誰とも約束をさせてくれなかった優しい嘘をついていた幽霊。

 

『春原 七瀬』

 

 

 

そして、いつも皆の中心にいた私の義弟であり、私が耕ちゃん以外に男性として意識し、愛した大切で大事な人。

 

『相川真一郎』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

井上さん以外を除き、私を含めた皆は真一郎に恋していた。

 

真一郎を愛していた。

 

形がどうであれ、私は、私達は相川真一郎を確かに愛していたの。

 

でも、真一郎が誰にも気持ちに応えずに遠い誰かを見ていることに私は気付いていた。

 

真一郎を幼なじみとして慕う野々村さんや鷹城さんも真一郎を友達として見ていたはずの御剣さんも頼りになる可愛い先輩と見ていた綺堂さんも弟のように思っていた私も気付いてしまった。

 

あの『五月の雪』と呼ばれる日から。

 

正直、どうしてあの日からなのかはわからない。けれど、なんとなく理解はできる。

 

記憶の片隅にある空白を埋めるパズルのピースがないのと同じように。

 

きっと真一郎はそのピースを探している。

 

私は関わろうとしても関わることはできないのだろうと思う。

 

私ではきっと力がどんなにあっても足りないから。

 

だから、私は真一郎を見ている。一人の男性ではなく、契りを交わした姉弟として。

 

私はずっと見ている。

 

今までも……今も……今からも……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また月日は流れ、私達にまた新たな出会いがあった。

 

きっと誰よりも優しく、誰よりも哀しく、誰よりも強く、誰よりも弱く、誰よりも脆く、誰よりも支えようとするあの人に。

 

誰よりも暴力が嫌いで、誰よりも理不尽が嫌いで、誰よりも歌に支えられて、誰よりも我慢強くて、誰よりも護ろうとして、誰よりも寂しそうで、誰よりも人間らしくて、誰よりも悲しくならないようにとしていて、誰よりも悲しい過去を持っていて、誰よりもこれから明るい未来へと望まれていて、誰よりも家族を大事にしているあの人達に。

 

私は出会ったから。

 

多くの人に。

 

たくさんの出来事に。

 

こんなにもたくさんの想いが詰まった優しい人達に囲まれ、私は次へと歩む。

 

プロの護身道家を止めて、尚、道を極めようと思うの。

 

きっと私は多くの人達に技術も覚悟も追い付くことはない。それでも私は止まりたくない。

 

止まってしまうことが怖いから。止まってしまったら私はもうあの人に近付くことなどできやしないと思う。

 

きっと止まってしまってもあの人は許してくれるだろう。だけど、そしたら私は許せなくなるし止まってしまったら私は私ではなくなる。

 

私は私であるが為に絶対あの人に近付いて隣に立ちたい。立ってあげる。支えたいの。あの人を。他の誰でもない優しいエゴを持つあの人を。

 

だから、私はあなたに負けない。あなただけじゃない。他の誰にも負けないんだから。

 

 

 

ありがとう、薫。これからもよろしくね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千堂 瞳   より

 

 

 

 


     あとがき

時雨「はぁぁぁぁ……」

 ん?なにしてん……ちょ、その毬なに?なんで振り回してんの?

時雨「いくわよ、コズミックゥゥゥ・テン・ペス・トォォォォォ!!!!!」

 ぽ、ぐぇ、ぽきゃ、がぁ、おぅ、ぬぺ、がほ、きゅ、くょ、ぶほぉ

時雨「さすが、コズミックテンペスト。uppers が使いまくっていただけはあるわね。」

 ぐぅ、その技はあまりにも危険すぎる。というか、なぜにくらわなアカンのぉ

時雨「何を当たり前のことを。あとがきでは必ずこうしてくらってから始まるからよ。他のお姉さま達も当たり前にこなしているじゃない。皆、心を痛めてやっているのよ。」

 そ、そんなとてもすっきりしたいい笑顔で言われてもまったく信用ないです

時雨「ま、理由をあげるとしたら予定がだいぶ違うじゃないの?本来ならクロスのじゃなかったの?もしくはこのシリーズで違うものだったと記憶しているのだけど?」

 ただ、思ったより仕上がらないだけだ。というか、PCで打つより携帯で空いた時間に打つほうが進むの早いのはどういうことだ?

時雨「黙れ、下郎。言い訳は無用だわ。あなたは馬車馬のようにただPCの前に座ってキーボードを打てばいいのよ。」

 く、しかしだ。浩さんを始めとした他の皆様も賛同してくれるはず。今こそSS執筆者に光を。相棒の暴力に屈したりはしないぞ。

時雨「それはいいけど、既に美姫お姉さま達に足蹴にされて粛清されているわよ。なんだか恍惚している気がするのは気のせいだと思いたいのだけど」

 う、嘘だ。嘘だと言ってください。うわぁぁぁぁぁ

時雨「uppersがどこかに行ってしまったので私が説明をしときますね。今回は瞳から薫への送った第四弾です。瞳と言えば、男性恐怖症であり、好きになった人には尽くす一方で縛りつけてとても独占欲が強くものすごいやきもちをする可愛らしくも綺麗な女性です。今作では誰とも結ばれてはいませんが、耕介に捧げています。それを薫へ独白という形で伝え、他にも薫や耕介、真一郎に向けて気持ちを伝えてます。とらハの中でも『天才』と言われる人ですが、それは常人という枠の中でのこと。その枠を外せば、普通なんですよね?だからこそ、真一郎のことで手を出せずにいます。義姉として助けたいとも思ってはいますが、それをできないことの悔しさや想い人でもあるのに他人の恋路を助けることになってしまった人の感情というものは経験しないとわからないものだと思います。それでも人はそうして成長していきます。今回はそうした気持ちを書き上げたかったそうです。以上、uppersからでした。で、このSSで本当に千堂瞳という女性らしさの気持ちや想いが描かれているのか私にはなにか物足りない気がするのですが、どうでしょうか?」




今こそ反撃の時――ぶべらっ!
美姫 「悲しいけれど、心が痛いけれど、これもまたお約束なのよ!」
嬉しそうな顔をして信じられないっての!
美姫 「それよりも、不穏な発言を耳にしたような気がするんだけれど?」
ああ、肩が凝っているようですね、モミモミ。
美姫 「うん、気持ち良いわね」
へへ〜。uppersさん、一秒と持たずに屈した俺を許して。だって、だって、命は一つ(涙)
美姫 「何を一人でぶつぶつ言ってるのよ」
いえいえ、何でもありませんよ、はい。
さて、今回送って頂いたのは瞳だな。
美姫 「薫に宛てた形で薫との出会いが語られていたり、今に至るまでの想いなどがね」
思わず頷きながら読み耽ってしまいました。
美姫 「手紙という形で綴られる言葉」
改めて、このシリーズは凄いよな。
美姫 「本当よね。次は誰なのかという楽しみもあるしね」
うんうん。では、今回はこの辺で。
美姫 「それじゃ〜ね〜」



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