食堂での大騒動は、早くも終焉を向かえた。

というのも、さすがに食堂に被害を出されるのは勘弁してくださいとコック全員が泣いて訴えてきたのだ。

ヘルは今日初めてなので知らないが、ミラの怒りが落ちた人や場所は基本的にただでは済まないというには至って有名。

そのため食堂がそんな目に合えばしばらく休業せざるを得ず、そんなことになればコックたち全員の給料がその分カットされるのも分かりきったこと。

故に、コックたちは後生ですからと泣きながら土下座するという大げさなようで大げさではない様子で訴えたのだ。

さすがのミラとヘルも、そこまで必死に訴えられれば互いに拳を収めるしかなく、結果として食堂には平和が戻ったのだ。

まあ、初撃として放たれた雷撃によってその際にヘルが盾にしたテーブルは真っ黒コゲになったが、被害がそれだけというのはまだいいほうだろう。

しかし、騒動が終焉を見せた矢先の現在、新しい騒動の種が今芽を出しかけていた。

 

「ん〜……お喉、乾いた」

 

「だからこうやって用意してあげてるでしょ。 つべこべ言わずにこれで我慢しなさい」

 

「やっ!」

 

「い、いい加減に―っ!」

 

「ま、まあ落ち着け、ミラ」

 

テーブルを挟んで向かい合うミラと彩音。

そして、中央に置かれている真っ赤な液体の入ったコップを差し出しては返却し合っている。

この状況は一体どういうことなのか、というのは至って簡単で、単に血が飲みたいという彩音にトマトジュースで我慢させようとしているというだけだ。

しかしまあ、ただそれだけなのになぜミラが苛立っているのかというのは、これも単に彩音の我侭さにイライラしているというだけである。

そんなわけで、平穏が戻った食堂にて、また新たな争いが始めり掛けているというわけだった。

 

「く……あ、彩音、いい子だから、これで我慢してくれないかしら?」

 

「いやっ……これ、美味しくないもん」

 

「じゃ、じゃあ違うのを用意してあげるから……ね?」

 

「やっ!」

 

食堂のコックたちに訴えられ、恭也にも止められた手前、手荒にはできない。

だから、引き攣った笑顔ながらもなるべく温和に済まそうとミラは怒りを抑えながらも説得する。

しかし、彩音は頑として聞き入れず、あろうことか拒否の言葉をくちいすると同時に、何を思ったかコップをポンッと投げてしまった。

ひっくり返すならまだいいが、投げるという行為をされたら普通の人は怒りを抑えられるだろうか。

次いで言えば、投げられたコップがミラの頭上に直撃し、投げられた際にコップの中身の大半を被る羽目になったとしたら、ミラは怒りを抑えきることが果たして出来るだろうか。

否、そこまでされて我慢できるほどミラが我慢強いわけもない。

そして結局……

 

「い、いい加減に……しなさーーーーいっ!!」

 

怒声と共に放たれた雷撃で、食堂は膨大な被害を被る羽目となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンアットトライアングル!2〜永久に語り継がれし戦士たち〜

 

【第二部】第十三話 古の塔に眠りし失われた大地

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食堂が雷撃の被害を被る少し前、ヘルは我関せずと頼んだ料理を食べ終えた。

そして、今まさにミラの怒りが爆発しそうなのを横目で見つつ、扉を潜って食堂を去っていった。

その直後、雷撃による凄まじい轟音が鳴り響き、同じくらいの音量の悲鳴が多々聞こえるが、まったく気にすることはなかった。

 

『あの、マスター……いいんですか、放っておいて?』

 

「別にいいんじゃないかしら? なんか生徒の対応が凄く早かったから、結構日常化してるみたいだし」

 

『ああいうのが日常化するというのはどうなんでしょうね……』

 

「さあね……まあ、平和なら問題ないんじゃないかしらね」

 

轟音と悲鳴を耳にしつつ、ヘルはランドグリスにそう返す。

そして特に行く当てもなく歩き続け、テラスへと差し掛かった辺りでその足を止める。

講義がその日休みということもあり、だいたいの生徒は部屋にいるか食堂にいるかの二つであるため、そこにはほとんど人の姿は見られない。

そのため、一人で少し気楽にいられるというわけで、ヘルは再び歩き出してテラスのベンチに腰掛け、小さく息をついた。

 

「不謹慎だけど……平和よねぇ」

 

『そうですね。 教団の襲撃もしばらくはないでしょうし……仮初め、といえばそれまでですけど、平和なのは確かですね』

 

「教団、かぁ……ねえ、ランちゃん」

 

『はい?』

 

「教団の真の目的……ランちゃんなら分かるんじゃないの?」

 

『……いえ、正直なところ私にもわかりません。 お姉さまならば、何か知っているかもしれませんけど』

 

「あれ以降、出てきてくれないからねぇ……何をやってるんだか」

 

『たぶん……いえ、絶対お姉さまにも考えがあるんですよ』

 

「だといいけど……」

 

もう一度息をつき、ヘルはベンチの背凭れに背を預け、空を仰ぎ見る。

多少雲があるものの、晴れというに相応しい昼間の空を見上げ、その眩しさに手を額辺りに持ってくる。

そして会話が途切れてからしばしして、ヘルはふと背凭れから背中を起こし、腕を下ろして口を開いた。

 

「そういえば……朝方は全然忘れてたけど、悪い情報以外にも良い情報ってあったわねぇ」

 

『はあ……なんですか、良い情報って?』

 

「ん〜……賢者の石があるかも知れない場所とこちら側についてくれるかもしれない神の所在、かな」

 

『か、かなり重要な情報じゃないですか!?』

 

「そうなのよねぇ……ん〜、でもまあ、言うのは明日でいっか。 今日はもう面倒くさいし……」

 

『何言ってるんですか!! 思い出したのなら早く伝えないと駄目ですよ!!』

 

「んも〜……うるさいわねぇ、ランちゃんは」

 

『うるさくて結構です! ほら、早く立ってっ!』

 

重要故にランドグリスは今までにないほどに急かし、ヘルをしぶしぶ立たせる。

そして、ベンチから立ち上がったヘルが動き出すまでの間、ずっと同じ様子で急かし続けた。

それにヘルは少しうざったそうな顔を浮かべながらも、急かされるままにゆっくりと歩み始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから一時間後、早朝と同じく会議室には講師陣+αが召集されていた。

朝伝え忘れていた重要な情報、たったそれだけの言葉ではあったものの皆が集まるのはとても迅速だった。

しかし、迅速ならばなぜ一時間も掛かったのかという疑問が出るが、これは簡単に言えばミラが原因である。

少女を抱えて逃げを打つ恭也に雷撃を放ちつつ追い回し、食堂を半壊させたために、集まる今までジャスティンより説教を受けていたのだ。

ちなみに説教だけでは済まず、食堂の修理費はミラと恭也の給料から差し引かれることになったのだが、まあこれは仕方ないことである。

そんなわけで、不機嫌極まりないという表情のミラと疲れたような表情をする恭也の二人が最後に入ってきたのを以って、会議は再び始まった。

 

「それでヘルさん……何か、重要な情報を言い忘れていたとのことですけど」

 

「ええ。 とってもとっても、重要な情報をね」

 

「重要なら言い忘れたりするんじゃないわよ」

 

ポツリと呟かれたミラの言葉に、ヘルはキッと睨むように視線を向ける。

そして睨まれたミラもそれで引き下がるような玉ではないため、同じような視線を互いに交差させる。

交差した視線の間に火花が見えるかのような睨み合いを続け、どちらともなく再び喧嘩を始めようとする。

しかし、それを遮るようにおっほんという咳払いがジャスティンより響き、それにミラのほうがしぶしぶ引き下がった。

 

「では、その情報というのをお聞かせ願えますか、ヘルさん」

 

ヘルに向き直り、ジャスティンは改めてそうお願いする。

それにヘルは小さく頷きを見せ、その情報を語るべく口を開いた。

 

「情報は二つ……一つは、残された賢者の石があるかもしれない場所についてよ」

 

「……かもしれないということは、確実ではないということですね?」

 

「ええ。 でも、可能性はそれなりに高いと思うわ……なんてったって、その予想している場所に住む者たちは、セイレーンなんだから」

 

「なっ……で、でも、それはおかしくないですか? 確かセイレーンは女性しか産まない種族にも関わらず、ほとんど人と交流を持たない……ですから、その数は現代では圧倒的に少ないはずです。 なのに、そのセイレーンが一つの場所に集まり留まっている場所なんて……」

 

「確かに、そう思うのも当然ね。 でも、実際にあるのよ……人里から大きく離れた場所、深い森の奥深くに隠れるように存在する、セイレーンの里がね」

 

俄には信じ難い話であるが、語るヘルの目を見れば冗談を言っているわけではないとわかる。

故にそんな里が存在することに戸惑いを浮かべながらも、皆はヘルの言葉を信じることにした。

そして、ヘルは周りを見渡してそんな皆の目を見た後、小さく頷いて再び口を開いた。

 

「信じてもらえたみたいだから、話を進めるわ。 セイレーンというのは古くから『水の民』と呼ばれている、というのは知っているわよね?」

 

「え、ええ、まあ……」

 

「そう……じゃあ、これは知っているかしら? セイレーンが『水の民』と呼ばれ始めた時期から守り続けているものがある、という話」

 

「……いえ、それはさすがに聞いたことないですけど……ま、まさか、その守ってきたものというのが賢者の石なんですか!?」

 

「ええ。 まあ、実際今も守り続けているかはわからないし、あったとしても触らせることすらさせてくれるかどうかだけどね」

 

そこまで言い、ヘルは額に指を当てつつ溜め息をつく。

セイレーンという種族は、先ほども語られたように人と交流を持とうとしない。

それどころか人間を嫌っている傾向すら見られ、人の前には姿を見せることすらしないのだ。

故に、ヘルの言うとおり隠れ里を訪ね、賢者の石がそこにあったとしても、貸してくれるどころか追い返される可能性が高い。

つまりは良い情報ではあるのが、不安要素もまた多いため完全に良い情報とは言い難かったりする。

そのことは語ったヘルはもちろん、静かに聞いていた皆も同じ考えなのか各自難しそうな顔を浮かべていた。

 

「まあ、このまま考えても埒が明かないから、もう一つの情報のほうにいきましょう」

 

静かにどうするかを考え続ける皆に、ヘルはそう言って皆を思考の渦から拾い上げる。

そして、一呼吸置くように軽く息をついた後、ヘルは二つ目の情報を語り始める。

 

「二つ目は……こちら側の味方についてくれるかもしれない、『神格者』以外の現存する神についてのことよ」

 

二つ目として語られた情報は、一つ目以上に皆に驚きを齎した。

『神格者』以外の神の存在、学園側の味方についてくれるかもしれないという事実。

その二つが本当ならば、これほど嬉しいことはないと言わざるを得ない情報だ。

だがしかし、それを語ったヘルの表情は、嬉しいとはとても言い難いような難しい顔だった。

そのヘルの浮かべている表情に、皆は悟る……この情報に関しても、不安要素があるのだということを。

 

「まあ……とりあえず、その神についての簡単な詳細を話すわ」

 

ヘルはそう言うと、近くにある机に腰掛ける。

そして再び一呼吸置いた後、なぜか少しだけ憂鬱そうに口を開いた。

 

「その神というのは、運命の三女神と呼ばれる神……どんなものの運命さえも見通すことの出来る力を持った神よ。 彼女たちなら、教団の最終目的はおろか、この戦いの結末をも見通していると思うわ……ただ」

 

「ただ……なんですか?」

 

「確かに彼女たちは強い力を持つ神ではあるんだけど、それに比例するくらいのクセ者なのよ」

 

「……ほんとろくなのがいないわね、神っていうのは」

 

再びポツリと呟きつつ、チラッとヘルに視線を向けるミラ。

向けられた視線は一瞬だけではあったが、その一瞬で言葉の意味を悟ったヘルは横目で睨む。

だがまあ、喧嘩を始めようにも先ほどと同じように止められる可能性が高いので、敢えてそれをスルーした。

 

「まあ、クセ者ではあるけど彼女たち自身は人間っていう種族を気に入ってるところがあるから、味方につかなくても何か助言のようなものくらいしてくれると思うから、訪ねても無駄にはならないわね」

 

「はあ……それで、その三女神というのがどこにいるかは判明してるんですか?」

 

「ええ。 彼女たちは賢者の石が安置されていた塔、そこの最上階にいるわ」

 

「塔の最上階……ですか? でも、カールくんたちからそんな話は……」

 

「聞いていないのは当然よ……彼女たちのいる部屋は、大樹に認められた者じゃないと入れないんだから」

 

「大樹っていうと……ミーミルのことかしら?」

 

「そういうことね。 大樹ユグドラシルの精霊であるミーミルに認められた者でないと、真の扉を開くことはできないわ」

 

「はぁ……二ヴルヘイムに通じる道が崩壊した今、どうやってミーミルに会いに行けって言うわけ?」

 

「別に会いに行く必要はないわ」

 

「はあ?」

 

何を言っているんだこいつは、というような明らかに馬鹿にするような目をミラは向ける。

それにヘルは小さく溜め息をつき、呆れた表情をミラに向けて口を開いた。

 

「あなた……証を持ってるくせに、自分がミーミルに認められた者だって自覚ないわけ?」

 

「証って……ああ、ミーマメイズのことね。 これがミーミルに認められた証になるわけ?」

 

「なるに決まってるでしょ。その、ミーマメイズっていうのは謂わば大樹の分身みたいなものなわけだし、それを渡されたってことはミーミルに認められたって思うほうが自然じゃない」

 

「ふ〜ん……これが証、ねぇ」

 

首に掛けられているそれを手に取り、目の前に持ってきて呟く。

視線の先に持ってこられたミーマメイズは、その呟きにまるで答えるようにキラキラと僅かな輝きを放っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほう……では、残された二つの賢者の石の内、一つの在り処に心当たりがあると?」

 

「はい」

 

机の前の椅子に座り、両肘をついて手を口の前に組みながら、ルラはティルオスの言葉を繰り返し尋ねた。

それにティルオスは視線を外すことなく返事を返し、小さく頷くことでそれに答える。

ティルオスが尋ねたことに頷いたのを見て、ルラはふむと小さく呟きつつ視線を若干下にずらす。

だが、それもほんの僅か、すぐに視線を元の位置に戻して閉じた口を再び開いた。

 

「それで、その心当たりというのはどこですか?」

 

「……彼の地にある森の深くに存在する、セイレーンの隠れ里です」

 

「なるほど……『水の民』ですか。 ならば、賢者の石があるかもしれないというのも頷けますね」

 

そう言いつつ、ルラは口元に組んだ手を解き、ゆっくりと背凭れに背を預ける。

そして小さく溜め息をつき、視線を再び動かして天井を見るように上へと向ける。

 

「それで……今頃になってその情報を言ってきた理由、教えてもらえますか?」

 

「……」

 

視線を向けずに口にされたその言葉に、ティルオスは若干俯く。

だが、すぐに俯いた顔を上げ、同時にギュッと拳を強く握りながらそれを告げた。

 

「その賢者の石を奪う役……私に、やらせていただけないでしょうか?」

 

「……ふむ、なるほど。 自分の過去には自分でケリをつける……そういうことですか。 まあ、あなた一人でも大丈夫だとは思いますので私は構わないのですけど……他の者がなんと言うか」

 

「それに関しては、私のほうで説得しました。 ですから……」

 

「……ふぅ。 わかりました……セイレーンの里の襲撃と賢者の石の確保、あなたに任せることにしましょう」

 

背凭れから背を離し、溜め息をつきつつルラは了承を口にする。

その言葉にティルオスは頭を下げつつお礼の言葉を告げ、背中を向けて扉のほうへと歩いてゆく。

そして扉のノブに手を掛けたところで、ふと思い出したかのように顔だけを向けて口を開いた。

 

「そういえば……塔の調査を件ですが」

 

「塔? ……ああ、あの塔ですか。 何か進展でもありましたか?」

 

「いえ、数名で調査を行ったのですが、隠し扉の類のものはまったく見当たらないとのことでした」

 

「ふむ……そうですか。 なら、調査を一旦引き上げて、第二段階の準備のほうを優先するように伝えてください」

 

「はあ……ですが、いいのですか? もし、彼の地の者が我々よりも早くあれに接触でもしたら、我々にとって脅威になる可能性が……」

 

「くっくっくっ……彼女たちがどこかに組するなどありえませんよ。 彼女たちにとって、我々のしようとしていることも、彼らが必死で足掻く様子も、これから起こりうることも……すべては、ただの娯楽でしかないのですから」

 

「娯楽……ですか?」

 

「ええ。 本に描かれる物語を読む程度の娯楽……すべての未来が、運命が分かっているのに何もしないのはそういうことです。 その証拠として……彼女たちは――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「彼の『力の滅亡と命の終焉(ラグナロク)』が起こりうることを見通していながらも、一切関与しなかったのですから……」

 

 


あとがき

 

 

三女神についてのことをちょっと語りました。

【咲】 あんまり良い印象を与えない感じね。

まあねぇ……。

【葉那】 で、次回はその古の塔に行くってお話になるの〜?

いや、次回は塔に向かう班とセイレーンの里に向かう班、どちらに誰々が属するかというお話。

【咲】 二手に分かれて行動するってこと?

そういうことだな。 もちろん、講師だけじゃなく、カールたちも含めてのお話だ。

【葉那】 ふ〜ん……でもさ、ジャスティンが生徒にそんなこと頼むのかなぁ?

そこがどうなるかはまあ、次回をお楽しみにだな。

【咲】 そう。 で、次回の話はそれだけ?

いや、他にもいろいろある予定……まあ、予定は未定だけど。

【咲】 前から思ってたけど、予定が未定じゃ、予定とは言わないと思うわ。

【葉那】 だね〜。

ぐ……ま、まあ、次回のお話の大半はまだ未定ということで。

【咲】 誤魔化したわね……ま、いいけど。 じゃあ、短いけど今回はこの辺でね♪

【葉那】 また次回会おうね〜♪

では〜ノシ




よし、これからは予定は未確定と言う事にしよう。
美姫 「って、そっちに対してのコメントが先なの!」
ぶべらっ!
美姫 「しかも、意味はあまり変わってないし」
……つっ。まあ、それはそれって事で。
美姫 「使い方、絶対に違うから」
まあまあ。それにしても、かな重要な情報を伝え忘れているなんてな。
美姫 「まあ、どうにか伝えれたし良しとしましょう。次回はそれぞれ二手に分かれるのね」
誰がどちらへと行くのか。セイレーンの隠里という事は、やっぱり彼女の出番かな。
美姫 「一体どうなるのか、次回を待ってますね〜」
ではでは。



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