「ユグドラシルの……精霊?」

 

突然目の前に現れた自身を大樹の精霊と名乗る女性―ミーミルにミラは驚き混じりで言葉を繰り返す。

その呟きにミーミルは微笑んだまま小さく頷き、ミラの頬にそっと触れながら静かに口を開く。

 

『あなたは……何を望んで、ここへ来たのですか?』

 

「え……?」

 

『二ヴルヘイムを取り巻く闇は強い想いを持った人に反応し、そして取り込もうとします。 先ほどあなたのいたあの場所は、そういった闇を意図的に閉じ込めた、亜空間の一種。 その空間に閉じ込められたあなたを空間の闇は予想以上に早く取り込もうとしました。 それはつまり、あなたが何かしらの強い想いを持った人だということ……』

 

微笑みながらも淡々と述べるミーミルの言葉を聞き、ミラは先ほどまでいた空間のことを思い出す。

そしてその表情は若干青褪め、抑えられないほどの震えが体を襲う。

そんなミラの頬から手を退けて、ミーミルはそっと安心させるようにミラを抱きしめ包み込む。

 

『大丈夫……もう、大丈夫ですよ』

 

優しくあやすように背中を擦りながら、言い聞かせるようにそう呟く。

ミーミルのその行動にミラはどこか安心感を覚え、顔色も正常になり、体の震えも徐々に収まっていった。

完全にミラの震えが収まった後、ミーミルはゆっくりとミラから体を離し肩に手を置きながら再度口を開く。

 

『聞かせていただけませんか……あなたが、何を望んでここへ来たのかを』

 

「……私は」

 

微笑みを消しはしないものの真剣な声で聞いてくるミーミルに迷いを見せるように少しだけミラは俯く。

だがそれもほんの僅か、すぐに顔を上げてミーミルの視線に自身の視線を交差させて口を開く。

 

「私は……守りたいの」

 

『守りたい……ですか?』

 

「ええ。 大切な人たちを、私や皆が住む世界を……私の愛する人を、守りたい」

 

『……』

 

視線を逸らすことなく、しっかりとした口調で答えるミラにミーミルは少しだけ驚きを浮かべる。

だが、すぐに微笑みを浮かべながらミラの肩から手を離して小さく呟くように言う。

 

『とても強い、意志の篭った瞳……そしてそれ以上に、優しい心。 あの子達が懐き、慕うのも判る気がします』

 

そう言ってミーミルは下ろした片手を差し出すようにミラの前に出す。

その手にはいつの間に持ったのか、光を纏う石に細めの紐を通したネックレスのようなものが置かれていた。

 

「これ、は……?」

 

『私に、大樹ユグドラシルに残された魔力を詰め込んだ魔石。 あなたが、あなたたちが望む未来を作るために……きっと必要になる、力』

 

「これを……私に?」

 

『はい。 今のあなたなら、この力を正しく使ってくれると思いますから……だから、受け取ってください』

 

そう言って差し出されたそれをミラは小さく頷いて受け取り首に掛ける。

瞬間、掛けられたネックレスの石はミラの胸で光を更に増しつつ輝く。

その後、輝きを放っていた石はゆっくりと光を収めていき受け取ったときの輝きに戻る。

 

『石も……あなたを認めたようですね』

 

「そう……なの?」

 

『はい……先ほどの輝きが、その証拠。 これで、石はあなたの願いを叶える力となってくれるはずです』

 

「……そういえばこの石の名前、なんていうの?」

 

『名前……ですか? 生まれたばかりのこの石にまだ名はないのですけど、そうですね……敢えてつけるのなら、ミーマメイズ』

 

「ミーマメイズ?」

 

『はい。 大樹ユグドラシルの別名なのですが……大樹から生まれたのならば、その名が相応しいと思いますから』

 

微笑みながらそう言ってミーミルはミラの後方を指すように手を掲げる。

それにミラは釣られるように後ろを向くと、そこにはゲートと呼ばれる転移魔法の渦があった。

ミラはそれに驚くように元のほうへ向き直ると、そこにはすでにミーミルの姿はなく大樹がただ聳え立つだけだった。

姿を消したミーミルにミラは幻だったのかという疑念を抱くが、ミラの胸で輝く石―ミーマメイズの存在がそれを否定する。

だからか、ミラは大樹を視線に捉えながら小さく呟くように口を開く。

 

「ありがとう……」

 

それだけを呟いてミラは渦に中へと歩んで行き、完全にその姿を渦の中へと消していった。

ミラが渦の中へ消えると同時に渦はゆっくりと閉じ、そしてその空間には聳え立つ大樹のみが残されるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンアットトライアングル!〜対なる心、継承せし二刀の剣〜

 

【第二部】第二十五話 止まれぬ道、届かぬ想い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然の介入者により、その場には沈黙が流れる。

聞こえた声に痛みを忘れて呆然とする恭也(悪)、その声に何もあるはずのない一点を睨みつけるヘル。

両者は何も言葉を発することなく、ただ時間だけが過ぎていく。

そして、若干の時間が過ぎ去ったとき二人と同じく黙していた声の主、ミーミルは言葉を紡ぎだす。

 

『こんなことをしても、あなたの願いは叶わない……それがわからないのですか』

 

「何を言ってるの……私の計画は完璧よ。 一片の狂いもありはしない」

 

まるで馬鹿にしたような、呆れたような、そんな声色でそう吐き捨てる。

その言葉に、ミーミルはどこか悲しそうな声でゆっくりと言葉を紡ぎ続ける。

 

『偽りの世界で、偽りの愛に縋りながら生きてゆく。 そんなことをしても、あなたの孤独は消えることはないのですよ?』

 

「偽りじゃない……私が恭也に向ける愛も、恭也が私に向けてくれるはずの愛も、その先にある世界も、全部……偽りなんかじゃない!!」

 

『そう思うのは、あなたがそれを信じたくないからではないのですか? 信じたくないからこそ、あなたは止まることができない』

 

「っ……」

 

『そして、止まれないからこそ……あなたは罪を重ね続ける。 それが、あなた自身を苦しめていることに気づいていても……』

 

告げられ続ける言葉にヘルは何も返さなくなり、ただ黙ってそれを聞き続ける。

その様子は、どこか悪戯をして叱られる子供のようにも見えた。

 

『でも、もう苦しむことはないのです。 罪を重ね続けることはないのです。 あなたはもう一人じゃない。 あなたが手を伸ばせば……あなたをわかってくれる人も、あなたを助けてくれる人も、きっといるはずです。 あなたが望むだけで……今の孤独から、解放されるのです』

 

説得するように語るその声は、どこか慈愛に満ちた優しさを持った声。

そんな声で、ミーミルはヘルを止めたいという一心でゆっくりと告げる。

 

『だから、自分を追い詰めるのはお止めなさい……今ならまだ、間に合います』

 

ミーミルはヘルに救いの手を差し伸べるように優しくそう告げる。

まだ間に合う、今ならまだ止まることが出来る、その言葉に何らかの思いを抱いたのか、ヘルは深く俯く。

俯いてしまったヘルに、ミーミルは黙したままじっと返答を待つ。

きっと分かってくれる、止まってくれる、そういった希望を胸に抱きながら静かに待つ。

だが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふ、ふふふふふ……あはははははははははははは!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その希望は、俯いていたヘルの狂ったような笑いによって砕かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はは、はははは……よく、そんなこと言えるわね」

 

笑いから一転して冷めたような光を瞳に宿し、底知れぬ怒りを宿した声でヘルは呟く。

その言葉に、ミーミルは心当たりがあるかのように何も返せず黙り込んでしまう。

そんなミーミルにヘルは怒りを宿した悲痛の訴えを声を荒げて叫びように口にする。

 

「寂しかったときも、苦しかったときも……いつも、あなたは助けてはくれなかった!」

 

放たれる言葉にミーミルは何も返すことはしない。

本来ならば、ヘルのこの言葉は八つ当たりと捉え反論されてもおかしくはない。

ヘルの閉じ込められた世界二ヴルヘイムと大樹ユグドラシルの立つ空間は繋がりこそしているが決して交わることなどできはしないのだ。

本当なら声をかけることすらもできないのだが、ヘルの行おうとしている計画の段階でその二つを隔てる壁には皹のようなものが入っている。

故に、ミーミルはこうして今、ヘルと会話をしているのだがそれが出来うる最大限のことだった。

つまり、ヘルのぶつけたこの言葉は現実に無理だったことをしてくれなかったことに対する怒りの叫びなのだ。

先も言ったが八つ当たり同然であるこの言葉にミーミルが反論せずに黙っている理由、それはミーミル自身助けられなかったことを重荷に感じているからだだった。

 

「それどころか……あなたは逃げたじゃない! この世界から! 私の元から!!」

 

『っ……』

 

「私から逃げだしたくせに……偉そうなこと言わないで!!」

 

事実であるが故に、これに関してミーミルは反論の余地さえもなかった。

過去、ミーミルは孤独からの悲しみで壊れていくヘルを見ていられなくて、現実から逃げ出すように人間の住む世界に降り立った。

そこでミーミルは一人の男性と知り合い、愛し、幸せな日々を過ごすことで現実から目を逸らしていた。

だが、目を逸らそうとも現実は変わることはなく、ミーミルさえも自分の元からいなくなったことに気づき耐え切れなかったヘルの心はあっけなく崩壊してしまった。

そして心を崩壊させ、闇に魅入られ黒く染まってしまったヘルが抱くのは憎しみといった憎悪の感情しかなかった。

その憎しみの最初の対象となったのが、自分から逃げ出したミーミルという存在。

ミーミルの居場所を突き止め、自分に逆らえば大事なものを奪うという脅しをかけてミーミルを自分の元へと呼び戻し、闇の魔力を使用してゆっくりと侵食し、蝕み、自分と同じくらいの苦しみを与えようとしたのだ。

そしてそれだけだけでは飽き足らず、ミーミルの愛した男性―ラウエルに今も苦しむミーミルを救いたければ計画の遂行を手伝えと取引めいた脅しをして転生の輪から外し二ヴルヘイムへと縛り付けた。

すべては自分を裏切った者たちへの憎しみからの復讐、それがわかっているからこそミーミルはヘルの言葉に反論することができないのだ。

 

『ヘル……』

 

「裏切り者の言葉なんてもう聞かない。 聞きたくもない。 あんたなんか……さっさとこの世界から消え去ればいいのよ!」

 

怒りを顕現するように、ヘルは自身の魔力を放出させ暴発させる。

この場にいないミーミルを消し去ろうと、魔力を暴発させて無意味に辺りの壁や地面を破壊する。

その荒れ狂う姿を悲しげな空気を纏わせるように見続けながらミーミルは小さく呟く。

 

『もう、私の言葉では……あなたには届かないのですね』

 

それと同時に、ミーミルの気配はその場からゆっくりと消えていく。

怒り狂い暴走するヘルはそれにも気づかずに辺りを破壊し続ける。

 

『後は……頼みます』

 

完全に消える瞬間、ミーミルはそう残してその場から気配を消した。

 

「く……やめろ! ヘル!!」

 

ミーミルが消えると同時に呆然と事態を見ているだけだった恭也(悪)は今も破壊し続けるヘルに止めるために立ち上がり駆ける。

それはヘルの悲しき過去の一旦を知ったからか、それとも城が破壊されることで地下へと向かっている美由希たちが帰れなくなる可能性を考えたからか、どちらにしてもこのときの恭也(悪)の行動の真意は本人にさえ理解できることではなかった。

自身がどうしてヘルを止めようとしているのかわからず、理解に苦しみながらも恭也(悪)は咄嗟に動いた自分の行動を信じて駆け続ける。

 

「近づかないで!」

 

だが、恭也(悪)はヘルに近づけることなく目の前の地面が破壊された余波で吹き飛ぶ。

そして背中を強かに打ちつけて、がはっ、と咳き込み痛みに苦しみながらも立とうとする。

しかし、そんな恭也(悪)に追い討ちをかけるようにヘルは叫びと同時に膨大な魔力を濃縮させた魔力弾を放つ。

 

「私が欲しい恭也はあなたなんかじゃない! あなたなんか、私は必要としてない! 私の目の前から消え失せてよ!!」

 

ヘルの欲している恭也、それは自分のことを愛してくれる恭也だ。

だから、それ以外の自分を見てくれない恭也は必要ないと叫び、その存在を消すために魔力弾を放った。

だが、若干の錯乱状態に入っているヘルは気づいてはいない。

そんな高威力の魔力弾をモロに受ければ、恭也の体が消滅するのは必至。

肉体が消滅すれば、今いる恭也もヘルの望んでいる恭也も永遠に失われるということに、ヘルは気づけなかった。

 

「く……」

 

迫り来る魔力弾はそれなりの速度で恭也(悪)に迫る。

普段の恭也(悪)ならば避けることは容易いが、今の恭也は立つことも精一杯の状態。

そのため、迫り来るそれを避ける術は恭也(悪)にはなかった。

だから、それを苦虫を噛み潰すような表情で見ながら消滅という運命を受け入れるしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんなことさせない!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その声が聞こえるまでは……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「な……」」

 

恭也(悪)に迫っていた魔力弾は突如聞こえた叫びと共に張られた障壁によって弾かれた。

突然張られた障壁に関してもそうだが、その聞こえた声が聞き覚えのあるものということに恭也(悪)もヘルも驚きを隠せない。

呆然とすることで荒れ狂う魔力を収めたヘルと同じく事態についていけず呆然とする恭也(悪)の間に黒い渦が現れる。

そしてその渦からゆっくりと姿を現す声の主に、ヘルと恭也(悪)はまたも驚愕の表情を浮かべる。

 

「なんで……」

 

現れた人物にヘルは驚愕の表情から一転し、苦々しいといった表情で睨みつける。

その人物は、自分が恭也を手に入れる上で真に障害となると判断し存在そのものを闇の中に消したはずの人物。

なのに、闇に消したはずなのに、その人物は何事もなかったかのように自分の前へと立ちふさがった。

そのことに、ヘルは苛立ちを覚えずにはいられず叫ぶように言う。

 

「なんであなたがここにいるのよ!!」

 

その叫びにその人物―ミラは何も返さずに背を向け、恭也(悪)へと歩み寄る。

そして、恭也(悪)の傍にしゃがみこみ小さく微笑む。

 

「ただいま……大丈夫だった?」

 

「あ、ああ……なんとかな。 だが、なんでお前がここにいるんだ? お前は……」

 

「それは後で、ね。 今は……」

 

言葉をそこで切り、ミラは恭也(悪)に差し出すように手を掲げる。

するとミラの胸にある石―ミーマメイズは光を放ち、恭也(悪)の傷を残らず癒していく。

そして十秒と掛からずにすべてを癒し、ミラは手を下ろして再度微笑むと立ち上がる。

 

「私を……無視するんじゃないわよ!!」

 

ミラが立ち上がると同時にヘルは叫びながら魔力弾を放つ。

だが、それはミラが振り返り手を掲げると同時に張られた障壁によって無力と化した。

それに驚くヘルにミラは手を下げながら静かに口を開く。

 

「あなたの疑問に答えてあげるわ……」

 

静かに言葉を紡ぐミラはとても穏やかな笑みを浮かべていた。

その笑みに更なる苛立ちを感じながらもヘルは何も言わずに睨み続ける。

 

「なんでここにいるか……それは、恭也の隣こそが私の居場所だからよ」

 

「何を言ってるの……恭也は私の」

 

反論しようとするヘルを遮るように、ミラはヘルを指差す。

そして、表情を一転させて若干の怒りを含めながら冷たく告げる。

 

「今のあなたに、恭也を愛する資格なんてないわ」

 

「なっ……」

 

「悲しみに耐え切れず好き勝手に世界を歪めて、関係ない人たちまで苦しめて、あまつさえ恭也を殺そうとさえした。 そんなあなたが、恭也を愛してる? 笑わせないで……」

 

「……」

 

「あなたなんかに恭也は渡さない。あなたの抱く想いなんか、私は絶対に愛とは認めない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう一度言うわ……今のあなたに、恭也を愛する資格なんてない」

 

 


あとがき

 

 

恭也の所に戻ると同時にヘルの愛を否定するミラ。

【咲】 その否定の言葉に、ヘルが浮かべた感情……それは怒り。

否定を受け入れず、今更止まることもできず、怒りに我を忘れる彼女に。

【咲】 今まで黙していた、恭也の守護の心はヘルを止めるため、助けるため、語りかける。

その優しき言葉にヘルが選ぶ道とは……。

【咲】 次回、メンアットトライアングル二部、第二十六話。

「崩れ行く思惑の果てに…」をご期待ください!!

【咲】 と、予告めいたことをしたところで!!

次回をまた会いまげばっ!!

【咲】 じゃないでしょ。 さ、いつものあれ、行くわよ。

いやや!! もう帰るんじゃああぁぁぁ!!

 

(しばらくお待ちください)

 

【咲】 咲と!

【葉那】 葉那の!

【咲&葉那】 おもしろ実験コーナー!!

【咲】 はい、前回はネタがなくお休みということでがっかりした方もいるかと思いますが!

【葉那】 開発が進んだので今日から再開いたします〜!

【咲】 で、実験体は相も変わらずこの方!!

【葉那】 当作品の執筆者、T.Sさんで〜す♪(カーテンオープン

……。

【葉那】 あれ?今回も元気ないね。

どうせ逃げられないから諦めてんだよ。

【咲】 いい心がけではあるけど、それはそれでつまらないわね。

どうせいっちゅうねん。

【咲】 ま、それはともかくとして……今回の開発品はこちらです!!(トイレに置いてある芳香剤のようなものを取り出す

【葉那】 ん〜、見た感じだけど匂い関連?

【咲】 その通り!! その名も、執筆芳香剤!!

そのまんまだな。 どうせ置くだけで執筆したくなるとか言うんだろ?

【咲】 そうよ。 このが放つ匂いを嗅ぐことで執筆欲求を飛躍的に増大させ、書きたくて書きたくてたまらなくなるのよ!!

ある種でヤヴァイ薬だな。

【葉那】 でも、SS作家のアシスタントは欲しがりそうだよね。

【咲】 うんうん。 さて、実験のほういってみましょ〜♪

【葉那】 お〜♪

……。(匂いを嗅ぐまいと息を止める

【咲】 無駄な抵抗しない。

ぐほっ!!(腹を殴られ、その際に匂いを嗅いでしまう

【咲】 さて、どうなる!?

ぐ、が……ガク。

【葉那】 ……なんか想定してた結果と違ったね。(言いつつカーテンクローズ

【咲】 そうね……でも、別の意味で高威力だから改名して、必殺芳香剤、にしましょう。

【葉那】 そうだね〜。 あ、そういえば今回も送るの?

【咲】 う〜ん……そうね。 一応送っときましょう。

【葉那】 わかった〜。 じゃ、美姫さんとざからさん、FLANKERさんのところは〜、恭也さんでいいのかな?

【咲】 いいんじゃない? じゃ、発明品を発送しつつ。

【葉那】 今回はここまで〜!

【咲&葉那】 また次回も見てね〜♪




珍しく書く気になっている今の俺には意味のない発明品だな。
ぶべらっ!
美姫 「意味ないなんていわないの! それに、違う効果もあるみたいだしね」
む。それに関してはまだ耐性が付いていないような気がしなくもないが。
大丈夫か、俺。
美姫 「うーん、大丈夫みたいね」
って、もう使ってたのかよ!
美姫 「どうやら、珍しくやる気を出してたお陰で何の副作用も起こらなかったみたいね」
お、おおー! 偶にはやる気を出すもんだな。
美姫 「はいはい。で、今回のお話でヘルとミーミルの関係が」
いやいや、色々とあったみたいだね〜。
美姫 「次回はどうなるのかしらね」
恭也の言葉にヘルがどんな答えを見出すのか。
美姫 「次回も待ってますね」
ではでは。



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