テラスへと辿り着いた恭也たちが最初に見たのは若干の疲労を浮かべながら弓を構えるフィリスの姿だった。

召還されると同時に撃破され、時間もすでに過ぎているためかテラスには影の姿は見当たらない。

恭也たちは若干警戒するように周りを見た後、フィリスの所へと駆け寄っていった。

駆け寄ってきた恭也たち、というか主に恭也の姿に驚きながらフィリスも駆け寄っていく。

 

「大丈夫でしたか、フィリスさん」

 

「は、はい。 えっと……恭也さん、ですよね?」

 

少し自信なさげにフィリスはそう聞く。

尋ねられた恭也(善)は小さく苦笑しながら、はい、と言って頷いた。

 

「え、でも、なんで元の姿に……それにさっきのは、え、え?」

 

肯定されたことで疑問が次々と浮かびフィリスはかなり混乱している様子だった。

そのフィリスの様子に恭也たちはやはり苦笑しつつ簡単な説明をする。

説明を聞きながら若干落ち着きを取り戻したフィリスは疑問を口にする。

 

「じゃあさっき私が会ったのはもう一人の恭也さん、ということですか?」

 

「そうなりますね」

 

「そうなんですか……なら納得ですね」

 

「何が納得なんですか?」

 

「いえ、先ほどの恭也さんはいつもと全然違う様子でしたので…」

 

「……ちなみにどんな感じでしたか?」

 

「えっと…命令するように怒鳴ったり、私のことを貴様とか女とか呼んでいました」

 

フィリスがそのときの様子について挙げたそれらに恭也(善)は深く溜め息をつく。

 

『お前な……』

 

『しょ、しょうがないだろう! あの時は急いでたんだからな』

 

呆れるような恭也(善)の言葉に恭也(悪)は言い訳をするように言う。

ちなみにその会話が聞こえていない美由希たちは、あの性格からすれば当然かな、などと思っていたりする。

そう思われるあたり、美由希たちの恭也(悪)に対する印象はあまりいいものではないようだ。

 

「それで、今日はもう襲ってはこないのでしょうか?」

 

「影の出現も途絶えたようですので、おそらくは」

 

「そうですか……ならこれをお返ししますね」

 

そう言ってフィリスは手に持つ弓を恭也(善)に差し出す。

 

「それは…?」

 

「えっと、敵との交戦中に私の弓が壊されてしまいまして、それでもう一人の恭也さんにこれを使えって渡されたんですけど」

 

「そうですか……」

 

納得したというように恭也(善)は頷きフィリスから弓を受け取る。

すると弓は黒い粒子へと変わり恭也(善)の体の中へと入っていった。

恭也(善)も含めて皆がそれに驚きの表情を浮かべていると恭也(悪)が説明するように言う。

 

『俺の持っていた剣は魔力を練って作ったものだ。 だからそれを弓に変えることできるし、使い終われば魔力の粒子に変換されて戻るのも当然だ』

 

恭也(善)はその説明に納得したように頷く。

だがその説明は恭也(善)にしか聞こえていないため他の面々は驚きの表情を浮かべたままだった。

その面々に恭也(善)が同じような説明をすると恭也(善)と同じように納得という感じで頷く。

 

「それじゃあ、もう襲撃もないことだし生徒たちを解散させないと」

 

「それと見回りをしている先生たちにも時間だよって言っておかないとね」

 

美由希とレイのその言葉に恭也たちは頷き各自動き出す。

生徒たちを解散させ教師たちに見回りの終了を伝え、すべてが終わった後に恭也たちは各自の部屋(恭也はミラの部屋)で眠りにつく。

連日でいろいろとあったため恭也たちが眠りにつくのにそう時間は掛からなかった。

こうして、その日の出来事は終わりを告げるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンアットトライアングル!〜対なる心、継承せし二刀の剣〜

 

【第二部】第十七話 死の女神

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつものように、少女は玉座の前に立つ。

その隣にはいつもいた青年の姿はなく、少女ただ一人だけ。

どことなく寂しさを感じさせるその光景。

だが、その光景と反して少女は嬉しさを隠せないかのような笑顔を浮かべていた。

 

「順調に……すべては順調に進んでる」

 

呟きながら少女は玉座に近づく。

そして玉座の傍に立つと腕をゆっくりと動かし玉座を撫でるように触れる。

 

「もうすぐ……あなたは目覚める。 真の闇へと……覚醒する」

 

玉座を撫でながら少女は言うとゆっくりと腕を下ろす。

少女が腕を下ろしたと同時に少女の少し後ろに人影が現れる。

 

「レーラズに関しましてのご報告に上がりました…」

 

「言って……」

 

「はい。 まず最初にですが、計画の最終段階で使用する魔力はほぼレーラズの保有する魔力と同一の量が必要であるということが判明いたしました。 したがってこのまま計画を進めた際にレーラズの魔力を使い切ることになるのですが、それはレーラズの消滅を意味します。 そしてレーラズが消滅しますとこの世界を維持するために必要な魔力の供給元を失うことになり、結果としてこの世界は消滅することになるのですが……如何いたしましょう?」

 

「構わないわ……彼を手に入れさえすれば、この世界に用なんてないもの。 それに……」

 

言葉をそこで切り、若干肩を震わせながら俯く。

そしていつもの少女からは感じられないような怒気を含ませた声で小さく呟く。

 

「こんな忌々しい世界……消えてしまえばいいのよ」

 

「……」

 

少女のその呟きに男は何も言わない。

しばらくして、少女は平静を取り戻し続きを言うように促す。

 

「次にですが……レーラズの魔力使用に関して、彼女は拒否の姿勢を見せております」

 

「まあ当然よね。 自身の命を失うことを肯定する者なんているはずないもの」

 

「はい。 ですが、彼女が拒否をする限り、レーラズの魔力を使用することは不可能です。 これに関しましては如何いたしましょう?」

 

「そうね……今は放っておいて構わないわ。 今は否定しようとも、時が来たら力ずくで従わせるから」

 

「左様ですか。 では、彼女に関しましては現状維持という形でよろしいですね?」

 

「ええ…」

 

「畏まりました」

 

「それで、他には何かある?」

 

「いえ、ご報告は以上です」

 

「そう……なら、下がっていいわ」

 

「はい」

 

男は深く頭を下げ暗がりへと消えていく。

男が下がった後、少女は意識を再び玉座へと向ける。

 

「もうすぐ……私は――から解放される」

 

呟きながら少女は玉座の前に膝をつくように座り込む。

そして玉座に身を凭れ掛けさせ、笑みを浮かべながら静かに言葉を紡ぐ。

 

「あなたと一つになることで……――から解放される」

 

玉座に凭れ優しく撫でながら少女は紡ぎ続ける。

言葉を重ねていく少女の笑みは、いつもと違っていた。

それはどこか穏やかで柔らかい、容姿相応の優しい笑み。

 

「ああ……あなたの目覚めが、待ち遠しい」

 

少女のその呟きは、その場に静かに響き渡るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜が明け、学園は朝を迎える。

 

「ん…」

 

自身の部屋のベッドでミラは寝返りを打つ。

その際にミラは何かにぶつかる感じを覚える。

その感覚でミラは、何だ、と思い眠たげな瞳をゆっくりと開く。

 

「……」

 

目を開けたミラの前に映ったのは、一人の青年だった。

その青年を寝ぼけ眼でじっとミラは見つめ、次第に意識が覚醒してきたのか驚愕の表情に変わっていく。

 

「え、なんで…夢?」

 

目の前にいる青年の存在が信じられないのかミラは夢かと疑い自身の頬をつねる。

だが、抓った頬から伝わる痛みがこれが現実だと告げていた。

しかし、だからこそミラは信じられないといった顔を崩さない。

なぜなら、その青年は……

 

「きょう…や…?」

 

高町恭也その人なのだから。

 

「ん……」

 

自分の名前を呼ばれたためか青年―恭也は目を覚ます。

寝起きのいいほうである恭也はすぐに意識を覚醒させ上体を起こしてミラのほうを向く。

それにミラは慌てて合わせるように起き上がり、なぜか正座をして恭也と向かい合う。

 

「おはよう、ミラ」

 

「ええ、おはよう……じゃなくて! どうして、恭也がいるの!?」

 

「む…確かに寝る場所がなかったとはいえ、一緒のベッドというのはやはりまずかったか」

 

「あ、私は別に……でもなくて!」

 

恭也のどこかずれた返答にミラは頭を抱える。

その様子からはいつものような冷静さは欠片も見られなかった。

 

「だから…どうして、恭也が、本来の体で、ここにいるのって聞いてるのよ!」

 

なぜか怒り口調で咎めるように尋ねるミラ。

それに恭也は若干怯みながらその疑問に答えるため昨夜のことを簡単に話す。

その説明を聞き終えると同時に落ち着きを取り戻したミラは納得したように小さく頷く。

 

「そんなことがあったのね……それで、今の恭也は私の中にいた方、でいいのよね?」

 

「ああ」

 

「そう。 じゃあもう一人の方は今どうしてるの?」

 

「あいつか? あいつなら俺の中で……多分寝てると思う」

 

微妙に自信なさげに恭也(善)はそう言う。

話しかけても返答が返ってこないため、そういう答えしか浮かばないのだ。

だが、確証がないため自信がないような返答になるのは仕方ないだろう。

余談だが、この恭也(善)の考えは当っていたりする。

 

「そう……じゃあちょっと最初に戻るけど、なんで恭也が私のベッドで寝てるの?」

 

そう尋ねるミラの頬は若干赤かった。

好きな人と一緒のベッドで寝ていたのだからそうなるのは当然と言えよう。

だが、誰かが自分を見て顔を赤くしても、風邪か?としか考えられない鈍感朴念仁がそんなミラの心情に当然気づくわけもない。

その証拠に頬を赤くしているミラを見て……

 

(やはり嫌だったのだろうか……?)

 

などと考えていたりするのだ。

互いに好きと言い合った仲であるのだからそんなこと思うはずないと普通ならわかる。

だが、好きあった仲であっても恭也(善)の朴念仁ぶりは消えたりはしないのだった。

 

「いや、さすがに相手がミラでもそれはまずいだろうと言ったんだが……レイがな」

 

「レイが、何か言ったの?」

 

「ああ。 ミラならそんなこと気にしないし、俺と一緒ならむしろ喜ぶだろう、と」

 

それは間違いではない。

実際ミラは恭也と一緒に寝ていたということを思い出し、恥ずかし半分嬉しさ半分といった心境なのだ。

まあ、それを促したレイの本心が、面白そうだったから、ということを二人が知ることはないが。

 

「そ、そう……」

 

「……やはり嫌だったか?」

 

「そ、そんなことないわよ!」

 

「そ、そうか…」

 

力いっぱい否定するミラに恭也(善)は若干たじろぐ。

否定するためとはいえ力いっぱいに叫んでしまったミラは顔をさらに赤くして俯く。

恭也(善)はというと、顔を赤くし俯いてしまったミラを前に困ったような表情で頬をかいていた。

そして二人の間にどこか気まずい沈黙が流れる。

 

「あ、二人とも起きてたんだ〜」

 

その沈黙を破るように部屋の扉を開けてレイが入ってくる。

レイの登場に恭也(善)は心中で安著の溜め息をつきベッドから立ち上がる。

 

「そろそろ時間か?」

 

「うん。 でもお兄ちゃんもミラお姉ちゃんも全然部屋から出てこないから、お邪魔かな〜って思ったけど呼びに来ちゃった」

 

「そうか……ありがとな」

 

そう言いながら恭也(善)はレイの頭に手を置いて優しく撫でる。

レイはそれに気持ち良さそうな表情をするがすぐにどこか意地悪気な表情に変わる。

 

「それで〜、どうだったの?」

 

「どうだったとは?」

 

「だから〜、ミラお姉ちゃんと一緒に寝た感想だよ〜」

 

この場合、レイの言う、寝た、という言葉にはいろいろな意味が含まれている。

だが、恭也はそれに気づくはずもなく……

 

「ああ、久しぶりに気持ち良く眠れたな……」

 

と答えるのだった。

まあ返答としては普通なのだが、現在のレイはそれを普通には捉えなかった。

だからその返答にレイは恭也(善)に気づかれないように笑みを浮かべる。

その笑みに擬音をつけるなら、ニヤリ、といった感じであろう。

 

「なら答えたところで、そろそろ行くか?」

 

「え、ええ」

 

「うん♪」

 

二人が頷いたのを見て恭也(善)は部屋を出て歩き出す。

その後ろをついていくようにミラとレイも歩き出した。

 

「ねえねえ、それでどうだったの? 気持ちよかった?」

 

「な、何が?」

 

「もう、とぼけちゃって〜。 誰にも言わないから……ね、ちょっとだけ教えてよ〜」

 

せがむようにレイは笑みを浮かべながら聞く。

それに顔を真っ赤にしながら首と手を振って、何もなかった、と答えるミラ。

後方で二人がそんな会話をしていることに恭也(善)は気づくことはなかった。

その二人の問答は三人が会議室につくまで行われるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会議室についた三人は各自適当な席に着く。

といっても恭也(善)が座った席の両サイドにミラとレイが座るのだが。

 

「遅かったね、恭ちゃん……て、どうしたのミラさん?顔、すごく赤いけど」

 

「え? う、ううん、なんでもないわ」

 

「そう……?」

 

「え、ええ」

 

先ほどまでのミラとレイの会話を知らない美由希は首を傾げながらもミラの返答に小さく頷く。

 

「それでは、昨夜のことを踏まえて今後についてなどの話し合いを始めましょう」

 

ジャスティンの言葉に皆は揃って頷く。

ちなみに今この会議室には恭也たちとジャスティン、フィリスだけである。

他の教師たちがなぜいないのかというと、恭也たちが来る前にすでに簡単な報告のみで下がらせているからだ。

その理由は前回(一二話参照)述べたとおりである。

 

「恭也さんのことに関してはフィリス先生からだいたいのことは聞いています。 その上でお尋ねするのですが……」

 

「敵のことについて……ですね?」

 

「はい。 敵側にいたもう一人の恭也さんならいろいろと知っていると思いまして」

 

今まではほとんど情報がなく、敵の親玉ともいえる少女のことも含めすべてがほぼ謎のままだった。

だが、少女の傍にいた恭也(悪)ならば少女の素性を、もしかしたら目的さえも知っているかもしれない。

そう考えての質問だった。

 

「ふむ……ちょっと待ってください。 今呼びかけてみます」

 

恭也(善)もジャスティンと同じ考えなのかそう言って恭也(悪)に呼びかける。

だが、恭也(善)が呼びかけているにも関わらず、恭也(悪)はまったく返答を返してこない。

呼びかけが開始してまったく返答を返してこない恭也(悪)にいい加減苛立ったらしい恭也(善)は・・・

 

『起きろ!!』

 

と怒鳴るように呼びかける。

するとさっきまでまったく返ってこなかった返答が眠たげな声と共に返ってきた。

 

『ん……なんだ?』

 

『やっと応じたか……』

 

『すまんな……少し寝過ごしたようだ』

 

『寝過ごしすぎだ……だがまあ、そこはいいとしてお願いがあるのだが』

 

『彼女について教えてくれ、か?』

 

『ああ。 というよりも出てきて皆に説明してくれないか?』

 

『なぜだ? 俺が言ったことをお前が伝えればいい話だろう』

 

『そうなのだがな……お前も俺なんだから判ってると思うが俺は口下手だから人づてに説明、というのは苦手なんだ』

 

『そうだったな……なら仕方ない。 面倒だが表に出るとしよう』

 

『ああ、頼む』

 

内で会話を終了させ、恭也は目を閉じる。

そしてすぐに開かれた目は先ほどと違いどこか鋭さが増したような感じが見られた。

それに皆は二人が入れ替わったということをなんとなく理解する。

 

「それで……何が聞きたいんだ?」

 

「えっと……まずは親玉の少女に関して教えていただけますか?」

 

「あいつに関してか……ならまず聞くが、どこまで知っている?」

 

「その子の容姿と格好、それと恭也さんの心を二つに割ったということ、あとは二ヴルヘイムという場所にいる、ということぐらいですね」

 

「ふむ……まあ、そんなものか。 あいつの名前を知っていればだいたいのことはわかるはずだしな」

 

「名前……ですか?」

 

「ああ……だが二ヴルヘイムにいる、ということで察しがついてもいいと思うのだがな」

 

溜め息をつきながら恭也(悪)はそう言う。

それにジャスティンやフィリス、美由希たちは自身を無知と思ってか申し訳なさそうにする。

そんな中で唯一、レイだけは機嫌悪そうな顔をしていた。

レイは恭也(悪)の性格が恭也と似ても似つかないからか恭也であると認めていないのだ。

だから恭也(悪)が呆れるようにそう言ったことに関してちょっと苛立っているのだ。

まあそれに恭也(悪)は気づいてはいるが気づかない振りをして話を続ける。

 

「神話とやらで聞いたことないか? 二ヴルヘイムにただ一人存在する死を司る女神のことを」

 

「……もしかして」

 

恭也(悪)の言葉にジャスティンはある一つの名が頭に浮かぶ。

それはフィリスやミラ、そしてスレイも同じだった。

ちなみに美由希とレイはわからないのか首を傾げていたりする。

 

「もうわかったな……奴の名は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヘル……」

 

 


あとがき

 

 

やーーーっと少女の名が明かされました〜!!

【咲】 長かったわね。

ほんとほんと……て、そういえば葉那はどこいったんだ?

【咲】 あの子なら私のラボにいるわよ。

なぜに……?

【咲】 今度美姫さんのところに行くとき用にメイド服作ってるのよ。

ほんとに行く気ですか……。

【咲】 当然。

……まあ行くのはこの際いいとしよう。だが、武器は置いてけよ?

【咲】 なんでよ?

浩さんの安全のためだ。 それに考えても見ろ。 葉那の武器は鎌だろ? それをメイド服を着た姿で持っているところを想像したら…。

【咲】 可愛いじゃない。

どこがだ!!

【咲】 ま、それはいいとして。

良くない!

【咲】 うっさい!

あばっ!

【咲】 で、結構二部も進んだけど今はどの辺りなの?

いたた……えっと、終盤に入りかけてるあたりかな。

【咲】 ふ〜ん……あと何話くらいかは決まってる?

まったく決まってないな。

【咲】 おばか!

へぶっ!

【咲】 まったく、こいつは……。

ま、まあ正確な残り話数は決まってないけど、構想自体からするともうそこまで多くない、かな?

【咲】 私に聞かないでよ……はぁ、まあいいわ。 じゃ、今回はこの辺でね♪

また次回会いましょう!!




メイド服に鎌。……うん、これはこれで中々。
美姫 「そこまでいくと節操なしよね」
いや、普段お前はメイド服でも剣持ったままだし。
美姫 「でも、持ってないヴァージョンの変装もあるわよ」
隠してるだけだろう。
美姫 「見えるか見えないかの違いは大事よ」
うん、それは大事だ! 見えそうで見えない!
これぞまさに究極の……ぶべらっ!
美姫 「変な談義はいらないから。さて、ようやく少女の名前も判明したみたいだけれど」
まだまだ分からない事もある。いやー、今後の展開も目が離せませんな〜。
美姫 「次回も待ってますね〜」
待ってます。



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