ぴん、ぽん、ぱん、ぽ〜ん♪










※えまーじぇんしー

 この話において、とらハ側の時間軸は美由希兄妹エンド後です。

 美由希は皆伝しており、恭也に彼女はいません。










ぴん、ぽん、ぱん、ぽ〜ん♪











SoUプレゼンツ・クロスSS




『D.C.U〜ダ・カーポU〜』 × 『とらいあんぐるハート3 〜Sweet songs forever〜』




D.C.L.H. 〜ダ・カーポ〜 リリカルハート

第04話:高町兄妹





 キーン、コーン、カーン、コーン……



「ふぅ……」

「高町くん、ちょっといい?」



 昼休み……クラスの女子から声をかけられる。

 いや、正確には昼休みだけではなく普通の休み時間にも声をかけられているのだが……流石に今回も話を続けてしまうと、恭也の昼食にかかわる。



「すみませんが、妹と食事の約束がありまして」

「あ、妹さんいるんだ」

「ええ、それではすみません」



 そう言って女生徒たちに微笑みかけると、恭也はそのまま教室を後にする。

 そこには恭也が誇る必殺の一撃・・・・・、“笑顔”を至近距離で受け、轟沈した数名の女生徒が残るのみだった。



「なんだか疲れたな……」



 廊下に出て、一先ず美由希のクラスを探す。

 と……



「あ、恭也先輩だ〜、おはようございま〜すっ」



 そこには学園のアイドルこと白河ななかがいた。

 ななかの言葉に、辺りにいた生徒達が一斉に恭也を見る。



「ああ、おはようななか……とはいうが、もう昼だぞ?」

「そうでした。じゃあ、こんにちわってことで」



 (学園のアイドル、と言われてるようだが随分気さくだな)



 素直な感想を心の中で述べつつ、恭也は改めてななかを見る。



(最重要護衛対象の一人、白河ななか、か……確か、能力者だったな)



 昨日さくらに渡された紙の内容を思い出す。

 そこに記されている名前、その中でも最重要護衛対象と記されている場所に、ななかの名前があった。

 追記という形で、“能力:読心”と書かれていた。



(読心……言葉通りだとすると、心を読む能力、ということか。HGSと違い見た目でわかるようなこともないだろう)



 “変異性遺伝子障害”という、先天性の遺伝子病がある。

 およそ20年前に世界の数箇所でほぼ同時に発見された病気で、現代医学では根本的な解決は不可能という難病。

 死病ではないが場合によっては命にかかわることもある病である。

 この病気の中に、およそ20人に1人、通常の人間にはない特殊な能力、いわゆる超能力を発現する人がいる。

 その超能力の持ち主のことを、“高機能性遺伝子障害者/High-functional Gene Syndrome”の頭文字をとってHGSと呼ぶのだ。

 彼らの特徴として、能力を使用する際に、その能力をイメージした羽、“リアーフィン”が発現する、というのがある。

 逆を言うと彼らは能力を使用する際に、リアーフィンを展開しなくてはならない。

 が、もしななかの能力が読心だとするなら、HGS能力の心を読む能力よりも性能としては高いことになる。

 現にななかは自分の能力を他人に隠している。

 それはつまり、ななかの能力が、誰にも知られることなく作用できる能力であることを示している。



(確かにそれなら、研究機関に狙われるというのも――)



「あ、あの〜……」

「ん?」



 急に声が聞こえる。

 ふと我に返ると、ななかが顔を真っ赤にしながら、もじもじと視線を彷徨わせて立っていた。



「そ、そんなにじっと見られると、流石に恥ずかしいのですが……」

「す、すまない」



 無意識のうちに、恭也はななかを凝視してしまっていた。

 いくらななかでも、恭也ほどの容姿を持つ男に悪意なく見つめられると照れてしまう。



「それで、どうしたんだ?」

「あ、は、はい、恭也先輩はお昼は?」



 あっさりと本題を切り出す。

 動揺はしているが、その辺はしっかりしている。



「いや、これから美由希を探そうと思っていたところだ」

「やっぱり。じゃあ私が案内しますよ。私も小恋に用事がありますし」

「あぁ、頼む」



 そして、二人は並んで歩き出す。



(もし読心能力があるのなら、いつか俺の目的に気付くかもしれないな……ここは事前に告げるべきか)



 下手に隠し事をしていてバレてしまえば、それだけで信頼を失いかねない。

 ましてななかは人の心を読める……だとするなら、それこそ隠し事は無意味だ。

 周囲の生徒が怪訝な顔をして二人を見る中、恭也は考える。



 「ここです」



 入り口から中をのぞくと、義之をはじめとする昨日会ったメンバーが見えた。



「じゃあ行くか」

「はいっ」



 ガラッ



 恭也は教室のドアを開けた。

 そこにクラス中の視線が集まる。



「……む?」



 そして、教室内の時間がまた止まった。

 恭也の容姿を見て思わず動きを止めた者。

 見知らぬ美形の男と、白河ななかが一緒にいたのを見て動きを止めた者。

 さまざまな思いが絡み合いながらも、教室は少しずつざわめきを取り戻す。



「あ、恭ちゃん、どうしたの?」

「美由希、昼はどうする?」



 そのやり取りに、今度は教室が大きくざわめき出した。



「きょ、恭ちゃん……?」

「あ、うん、兄なの」



 クラスメイトに説明する美由希だが、それが逆に火種となり、ざわめきは少しずつ広がっていく。



「あれ、ななか。どうして恭也先輩と一緒にいるの?」

「廊下で偶然会ったの。美由希に会いに行くみたいだったから、ここまで案内したの」



 小恋やななかの話を聞く限り、どうやらこの男もななかたちの知り合いらしい。

 しかし生徒の一人が、先ほど小恋たちが美由希と名前で呼び合っていたことを思い出し、騒ぎはそれ以上広がらなくなった。



「ども〜、恭也先輩」

「どうも」

「恭也先輩、昨日はお騒がせしました」

「昨日は楽しかったですね〜」

「ど、どうも、恭也先輩」



 渉や杉並、杏、茜、小恋が口々に挨拶する。

 一瞬止まったはずのざわめきの広がりはどんどん大きくなる。



「ちょ、ちょっと、教室では静かに!」



 たまらず麻耶が声を上げた。



「なんか、俺のせいで騒がしくなってしまったみたいですね。どうも申し訳ありません」



 相手の剣幕を見て、恭也が思わず頭を下げた。

 途端――喧騒が止んだ。



「なっ!? ……い、いえ、そんな、私も先輩に、そんなつもりで言ったわけではないですからっ」



 突然上級生に頭を下げられては、流石の麻耶もたまらない。

 ましてこの場合、恭也自身に非は全くない。

 大慌てで弁解する。



「いえ、あなたの言ったことは正しい。俺がここに来てから騒がしくなったのだから、俺のせいなのでしょう」

「い、いえ、ですから……」



 漫才を続ける二人を、雪月花他メンバーが面白そうに見ている。



「流石の委員長も、恭也先輩に謝られちゃ、ねぇ」

「あはは、でもあれは誰でも堪えると思うな……」

「まぁな。あれほどの男に頭下げられちゃ……男の俺だって萎縮する」



 渉の言葉も最もなのだが、これでまともに会話が終わるメンバーではない。



「板橋の場合、そもそも人間として何か足りないからな。完璧に近い高町兄には頭も上がるまい」

「そうね、もっと人間力を高めるべきだわ」

「あぁ、そう言えばそうだな……っておい!」



 杉並と杏の毒舌攻撃。

 渉の反応に、皆が笑う。

 渉は場を盛り上げるタイプであると同時に、よくオチ要員として使われる。



「恭也先輩、か……」



 が、その皆が笑う中、呟くように吐き出されたななかの言葉を親友の小恋は聞き逃さなかった。



「あれ、ななか……もしかして、恭也先輩に興味ある?」

「え? う〜ん、というか……あれは反則かなぁ、って」

「反則?」



 茜たちの興味が、今度はななかに向いた。



「だって私と会ったとき……何か考え事してたんだろうけど、ずっとこっち見つめてきて……それも、すっごく真剣な目で……」



 思い出すだけで頬が熱くなる……こんなことってあるんだなぁ、と、ななかは思っていた。



「ふぇ……真剣な目で恭也先輩に……?」

「今この教室にいるだけで、結構な数の女子が落ちてるわね……」

「なるほど……その鋭い視線が、学園のアイドル白河ななかのハートをも射抜いたのね」

「は、ハートって花咲さん……でもあれは正直……反則」



 誰もななかの言葉を笑いはしなかった。

 皆解っていたからだ……恐らくその真剣な目を自分が向けられれば、自分も落ちてしまうかもしれない、と。



「ま、まぁ、とりあえず恭ちゃんも沢井さんも、今回はこの辺りで……」

「そ、そうね。べ、別に今回は、先輩が悪いわけではないですので、お気になさらないでください」

「そうですか……では次回からは気をつける、という形で」



 どうやら話がまとまったらしい。

 というか、美由希の介入がなければ、恐らくお互いに頭の下げ合いで昼休みが終わっただろう。



「さて……ななかは小恋に用事がある、と言っていたな。美由希は昼はどうする?」



 改めて美由希に聞く。

 今日は弁当を持ってきていない。

 となると、必然的に学食か購買のパンになる。



「今日は学食に行ってみたいかな」

「そうだな」



 と、そこに声がかかる。



「私たちも行っていいですか?」

「そうね……迷惑じゃなければ、ご一緒したいのですが」



 茜と杏が声をかける。



「あぁ、かまわない、というよりむしろ頼む。学食への道がわからないんでな」

「そうだね。茜、杏、お願いできる?」



 ただでさえ知らない学校な上、美由希は方向音痴でもある。

 二人で彷徨えば、昼休みが終わるまでにたどり着けない可能性も出てしまう。



「ななか、私たちも一緒しようよ」

「そうだね。私たちもいいですか〜?」



 小恋とななかが声をかける。



「かまわないが……ななかは小恋に用があるんじゃなかったのか?」

「う〜ん、小恋、というよりむしろこのクラス、かな。ただ、お昼を一緒しようと思っただけなので」

「わたしも……丁度お昼を忘れてきましたから……」



 いきなり悲壮感を漂わせながら言う小恋。

 かばんを開けてみたが、中に入れたはずの弁当がなかったらしい。



「こういうタイミングでお弁当を忘れるなんて……」

「なんて小恋ちゃんっぽいんだろう」

「うん、なんか、小恋っぽい」

「前にも言われたけど、小恋っぽいってなによ〜」



 口々に言う友人達に、小恋が拗ねた。







◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇







「あれ?兄さんと先輩方」

「どうした由夢……お、杏先輩たち」



 学食に着くと、そこには由夢と美夏の姿があった。

 どうやら二人も学食で昼を取るようだ。



「由夢と美夏も学食か。それにしても……ここは広いな」

「うちの学食も結構大きいけど、ここはそれに輪をかけて大きいね」

「にゃはは、やっぱりお昼は広いところで、ゆったりとした気分で食べなきゃね」



 視線の端に映った金色のツインテール。

 一瞬、妹のなのはの友人を思い浮かべ――



(――なのはの友達に、金髪のツインテールなんていたか?)



 浮かんでしまった妄想に、頭を左右に振る。



(いや、そんな子はこの世界にはいない。……この世界? 本当に何を考えてるんだ俺は)



 頭を切り替え、改めて目の前の金髪ツインテールを見る。

 どう見ても昨日、そして今朝も出会った人だった。



「さくらさんも学食ですか?」



 そう、見た目は小学生、しかしその実態は風見学園の学園長である芳乃さくら。

 彼女はすでに昼食をとり始めていた。



「うん。でも、誰もボクの周りに来てくれないんだよね〜」



 うるうると涙を流しながら言う。

 実際さくらのいたテーブルと、その両隣のテーブルには誰も座っていなかった。



「ま、まぁ、さくらさんは学園長ですから」

「やっぱり気が引けるのかもしれませんね」



 概ねその通りだった。

 中にはさくらの美少女・・・ぶりに気が引ける女子や、見ると意識してしまうという少々変わった趣味を持った男子もいたが。



「そういえばさくら先生は何を食べてるんですか?」

「これ? 納豆チャーハン!」



 その言葉に義之を含めた数人が後ずさりする。



「む〜、やっぱり皆、日本の心がわかってないなぁ」

「納豆チャーハンですか、俺も好きですよ」

「本当!?」



 拗ねるさくらだったが、恭也の意外な言葉に目を輝かせた。



「ええ、自分でもたまに作りますが、なかなかうまくいかなくて」

「よかった〜、仲間がいたよ〜」



 さくらは心底嬉しそうだ。

 やはり自分の息子的存在である義之に否定されたのが結構ショックだったのだろう。



「あれ? でも学食にそんなメニューあったかな……」

「これは裏メニューだからね。恭也くん、食べるなら食券買わないで直接注文してね。ボクの名前を出せば注文できるから」

「ありがとうございます」



 さくらの好意もあってか、恭也の昼食は納豆チャーハンとカツカレー、それとラーメンに決まった。

 数分後……



「……恭也くん、すごいね……」

「うわぁ……トレイを3つ持ってくる人は初めて見たかも」



 山盛りの料理を持ってきた恭也に、皆興味心身だ。



「あはは、恭ちゃんいっぱい食べるから」

「これはすごいね……って、へ? 美由希もトレイ2つ?」



 ななかが思わず声を漏らす。

 美由希が持ってきたのは牛丼と天ぷらうどん。

 普通の女の子なら、そのどちらを食べてもおなかいっぱいな量だ。



「まぁ、剣術をやってるから、普通の量じゃぜんぜん足りなくて」

「でもそれだけ細いなんて……背も高いし、うらやましいな〜」



 思わず小恋が言う。

 実際美由希はかなり線が細い。

 この辺りは母譲りなのだろうか。



「小恋こそ……その胸がうらやましいよ、私は」

「はうっ!?」



 美由希に切り返され、一気に真っ赤になる小恋。

 思わず胸を両腕で隠すが、それによって寄せられた胸は、明らかに隠そうとする前よりも攻撃力が上がっていた。

 隣では緩みきった顔で小恋の胸元を見る渉の姿が……杏と茜の一撃により、確認できなくなった。



「いいないいな〜、ボクはぺったんこだから……」

「大丈夫です学園長先生、私と一緒にその道の星を目指しましょう」

「う〜ん、大丈夫なのかなぁ、それは……」



 こちらはぺったんこチーム、さくら&杏。

 杏がなにやら不穏なことを言っているが、さくらはやはり胸が欲しいようだ。



「と、とりあえず昼にしましょう、授業に間に合いませんでした、じゃあ洒落になりませんから」

「あ、ああそうだな、うん、桜内、たまには貴様もいいことを言うな」



 ――美夏が一瞬この貧乳同盟に入りかけたのは、内緒だ。







◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇







 食事も終わり、授業が始まるまであと10分。

 一同は解散し、教室を目指していた。



(話すなら、早い方がいいな)



 食事を取りながらずっと考えていたことに結論を出すと、恭也は声をかけた。



「ななか」

「はい?」



 その言葉に返事をしたのはななかだったが、なぜか全員が振り返った。



「教室まで案内してくれたついでに、もう一箇所案内して欲しい場所があるんだが……いいか?」

「えっ? あ、は、はい、いいですけど……」



 流石のななかも、これには警戒心を抱く。

 今までこんな感じで軽く声をかけられ、せまられたことは一度や二度ではない。

 そして恭也もなんとなくだが、それには気付いている。



(これほどの美人だからな。言い寄られた回数は少なくあるまい)



 だから恭也は、彼女にのみ興味を引かせる方法をとった。



(俺は“ななかが人の心を読める”ということを知っている)



 心が読めるのならば、当然恭也が今考えていることもわかるはずである。

 だからこそ、今もし恭也の心を読んだなら、ななかはきっと呼びかけに応じるはず、恭也はそう踏んだ。



「え、えっと……その、ちょっと失礼します」



 ななかが突然、恭也の手をとる。

 これが相手の心を読む条件なのだ。

 相手に直接触れること……それにより、ななかはその触れた相手の心を読むことが出来るのだ。

 そして……恭也が考えていたことは、ななかにとって大きな衝撃をもたらすものだった。



「えっ!?」

「ど、どうしたのななか」



 小恋が心配そうな声を上げる。

 が、ななかはそれに対して首を振ると――



「解りました、それで、どちらに?」

「あぁ、すまない、屋上に連れて行って欲しいんだが」



 周囲のメンバーがいよいよ怪しく思う。

 しかしななかはそれを拒否することなく、屋上へと案内しだした。



「さ、私たちは教室に戻ろうよ。追いかけるのも変だし、あんまり時間ないよ」



 恭也のやることを知っている美由希は、残りのメンバーを教室に誘導することにした……。











SoU「さ、4話〜♪」

彩音「日常風景ですね。それにしても……納豆チャーハンですか」

SoU「あぁ、美味いよな」

彩音「そうですね、私も嫌いではないです。それはそうとマスター、1話では大分やらかしたようですね」

SoU「それは面目ない。何も反論はない」

彩音「ま、マスターにそう言われると、なにか変な気分ですね……まぁいいです」

SoU「素直に頭を下げると変な気分になられる俺は一体……_| ̄|○」

彩音「それはさておき、次は恭也さんがななかちゃんにこくは――」

SoU「さておくな……それに言葉としては合ってるが、聞いた人間の捕らえ方は別物だな、それは」

彩音「あはは。でも見てて思いましたけど、これでもキャラが多いですね」

SoU「ああ、昼食の時点で音姫とまゆきがいないのに、かなりの書きにくさだったからな……次からはもう少し解りやすく出来るように頑張るさ」

彩音「そうしてください。それより、途中で出てきた妄想は……」

SoU「あぁ、出られなかった彼女を、少しでも思い浮かべてもらおうと思ってな」

彩音「あはは。その彼女が出てる作品、のSSもある程度練ってあるみたいですが……どうして新魔法と新キャラの紹介の箇条書きだけで50KBもあるんですか?」

SoU「設定魔だからだ。というかこれ以上いじめないで(泣」

彩音「仕方ありませんね…………それにしても……胸、ですか……はぁ」←79cm

SoU「杏やさくら、音姫や美夏、まゆきより大きいんだから気にするな( ̄ー+ ̄)」

彩音「それはそうですけど……って、注釈で人の胸のサイズばらさないでくださいっ!」

SoU「まぁまぁ、減るわけじゃないから気にすんな。という訳でまた次回!」←逃亡

彩音「これ以上減られたら本気で困りますっ!」←追跡





和気藹々とした昼食風景。
美姫 「うーん、ほのぼのとしてて良いわよね〜」
納豆チャーハンか。上手そうだな。
美姫 「納豆、好きだもんね」
まあな。それにしても、本当に毎回、毎回次回が気になって仕方がないよ。
美姫 「本当よね。早く次回が来ないかって、楽しみよね」
うんうん。
美姫 「さーて、次回は…」
屋上へとななかを呼び出した恭也。
真剣な眼差しで見詰められ、ななかは…。
誰もいない二人きりの屋上。
遠くから聞こえてくる昼休みのざわめき。
それすらも二人の耳にはどこか遠い世界のようで。
徐々に近づく二人の距離。
やがて、恭也は静かにその口を開く…。
「ななか…。実は言わなければならない事があるんだ」
「恭也先輩、それって…」
果たして、どうなる!?
美姫 「って、人様のSSを勝手に予告して。しかも、微妙に合ってそうで違うじゃない!」
ぐぼらっ!
美姫 「こんな馬鹿ですが、許してやってください」
……で、ではでは。
美姫 「まったね〜」



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