注意!! 之は十話と十一話までに在った割かし、如何でも良い事です

寛大な心で見てください。

小ネタ程度に感じてください。

以上の事が許せる。漢前な御心な方は↓へお進みください。お願いします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの・・・だからね・・・・」

 

何故、こんな状況に成っているのか少年は理解していた。

 

「・・・その」

 

最終的には自分の自業自得なのだ。肩に負った怪我は、未だに完治しない。

 

「私達が、作るから・・・・」

 

遠い目をしながら少年。衛宮士郎は思った

 

(それもそうか・・・まだ一日も経ってないもんな・・・・)

 

「その・・・ご飯、食べて?」

 

それが、止めの一撃だった。士郎は迷惑を掛けたくないので、最初は断ったのだ。彼女・・・フェイトにも言った。「今は自分の食事の心配をするよりも、フェイト自身の休息やこれから如何動くかのプランを練る事の方が大事だ」と

最初は、フェイトも納得しかけていた。でも、ソレを覆したのがフェイトの後ろに控える二匹。いや、一匹と一個だ。

 

(己、悪魔共め。純心な少女にイラン事言い寄ってからに!!)

 

「解った。解ったから、そんな目で見ないでくれフェイト」

 

 

こうして、衛宮士郎は屈したのである。

 

十・五話 (題は無いだが付けるとするのならば!!)

 

フェイトと一緒

 

『ご飯を食べよう』

今日は、アルフと一緒にシチューを作った。初めて作ったけど、巧く出来たと思う。

 

「・・・・・・」

 

「如何かな?」

 

「うん、美味いよ。鶏肉も柔らかいし、人参も独特の甘味が出てる。」

 

(良かった・・・)

 

「如何したんだ? 食が進んで無いようだが?」

 

「大丈夫だよ? 初めてだったから、チョット安心したんだ。」

 

「そうか」

 

「そうだよ」

 

「おかわり!!」

 

アルフが空に成ったお皿を片手に、シチューの入った鍋に近づいた。気が付いたら自分のお皿も空に成っていた。まだサラダも残ってるから如何しようと思っていると、士郎が小さい声で

 

「すまない、おかわり貰えるか?」

 

「うん。いっぱい食べてね」

 

(そうだ、序でに私も少しだけおかわりしよう)

 

 

彼女は気付いていない。自分の食生活が改善されつつある事に

 

 

 

『教師と生徒・・・?』

 

突然だけど。彼、衛宮士郎は私の命の恩人である

だけど、今は違う。今の士郎は・・・

 

「・・・・と、言うわけなんだが・・・・之で解るか?」

 

「うん。魔力を込めて特定の字を書くことで使えるって事だよね?」

 

「大体その通りだ」

 

先生なのである。

 

何故かというと、私が頼んだから・・・。私はこの世界に来て、魔術という物を知った。それに興味を持った。

私には適正が無いと言われたので使えないが、知る事は出来る。

アルフも、最初は嫌々聞いている感じだったけど。士郎が話す『使い魔』の事は真剣に聞いていた。

アルフ曰く

 

「視覚の共有とかは便利だと思うんだよ。共有できれば離れた所でも、フェイトから的確な指示が貰えるし」

 

確かに便利だと思った。

 

因みに、今日の晩御飯はアルフがローストビーフと野菜のスープを作ってくれた。

タマネギと大根おろしというのを使ったソースが、美味だった

 

『お手伝い』

 

「む・・・届かないか・・・ダン「はい、之でろ?」ん? すまないなアルフ。助かる」

 

「ソレに何が入ってるんだい?」

 

アルフが士郎に聞いた。私も気に成る。アルフが下ろしたアタッシュケースからはジャラっと音が聞こえた。

 

「ん、宝石だ」

 

「宝石? そんな物、何に使うんだい? 換金でもするの?」

 

「あっ、解った。」

 

宝石という言葉でピンと来た。昨日士郎に教えてもらったばかりの事だ、確か宝石には魔力が宿っていて、それだけじゃなく魔力を貯めておける。つまり

 

「ほう、それではフェイト君。答えは?」

 

「宝石に魔力を貯蔵するんでしょ?」

 

私は自分の導き出した答えを言った。でもソレは違ったらしい

 

「不正解だ。正解は今から見せる。」

士郎はそう言うと上着を脱いで上半身裸に成りベットにうつ伏せに成った。

 

「ダン、今回で最後だ。間違えるなよ?」

 

「了解。術式展開開始。マスター、『血』を」

 

ダンがそう言うと、士郎はドコから取り出したのか分からないナイフで人差し指を切った。ドクドクと血が溢れる、でも流れ出た血は落ちる事無く宙に漂い細く赤い筋を引きながら士郎の背中に集まった。

 

「マスター、もう結構です。治療の術式も展開しました。十秒程止血してください」

 

士郎は何も言わずに止血をする。本当に十秒前後で傷は塞がっていた。士郎の背に再び目を向けると、血が蠢いて文字を描き陣を描く。士郎の背中には大きな三つの紋様が浮かび上がっていた。

 

「ソレは?」

 

「俺の切り札に近い物だ。昔、之に似た物が在ってな。効力は全然違うがソレから名前を取って令呪と名をつけた。・・・すまないがフェイト。宝石を五つ程一番上の紋様に乗せてくれ。」

 

私は士郎に言われた通りに、アタッシュケースに入っていた宝石を五つ士郎の背中に乗せた。直に触って解った。この宝石一つ一つにかなりの魔力が溜め込んで在る。之だけの量の宝石を持っている事にも驚いたけれど、どうやって魔力を込めたのかが不思議だった。だってどれも均等に同じ位の魔力を感じるのだ。

 

「之で良いの?」

 

「ああ、大丈夫だ。ありがとう」

 

「ソレでは始めます。」

 

ダンがそう言うと宝石が色と魔力を失い始め、宙に浮いていた血で出来た魔法陣が薄くなっていった。五分ほどすると魔法陣が無くなり、宝石だった物が砕けて無くなった。

士郎は服を着ると、私に言った。

 

「正解は、俺に魔力を貯蔵する事だ。之も正確には違うが、間違ってはないからな。」

 

なんだか一杯食わされた感じな一日だった。

でもソレとは別に思った。必要な事かも知れなかったけれど、あまり自分を傷つけて欲しくない。

私は、そう思った。会って一週間も経ってないけれど、士郎は自身を傷つけるのに慣れているような感じがする。

 

 

『重大発表』

 

「・・・・・・本当?」

 

「冗談にしては・・・笑えないねぇ」

 

私達が驚いているのは、この間戦った少女が士郎の知り合い・・・『家族』の様な関係だと言われたからだ。

 

「本当に笑えないよ・・・あの子には平穏な世界で笑って欲しかったんだがな・・・」

 

項垂れる士郎に私は言った。

 

「あの、それじゃあ。協力は無しでも良いよ。家族で争うなんて哀しすぎる・・・」

 

「嫌、協力関係は継続する。どの道、俺は彼女に嫌われる予定だったんだ。ソレが少し早く成っただけだ。」

 

「でも!!」

 

私が声を上げると、士郎は微笑んで言った。

 

「フェイト、俺は大丈夫だよ。理解しようとしなくて良い、納得しなくても良い。之は俺に取って必要な事なんだ

 

「マスター、彼女達になら話しても宜しいのでは? 彼女達は事が終われば元の次元世界に帰ります。そうですよね? フェイトさん、アルフさん。」

 

「・・・うん。お母さんが何をするかは知らないけど・・・そうなると思う」

 

「あたしもそう思うよ。魔法文明が確認されてない世界で魔法を使ってるんだし、早くても後二週間もすれば管理局が動くと思う。あっ、アンタは管理局の事は知らないんだよね」

 

「嫌、友人が一人いる。」

 

「「え!!」」

 

驚いた。管理局に友人が居る事にも驚いたけど、次の言葉に一番驚いた。だって士郎が友人だと言った人物の名前は

 

「クロノ・ハラウオンという奴なんだが・・・」

 

「私、知ってるよ!!」

 

「ていうか、なんで知り合いなんだい!! テレビで管理局員の募集のCMなんかに出てる有名人じゃないか!? ここ数ヶ月、管理局員が起こした事件なんかを解決したりしてイロイロ言われてる執務官だろ?!」

 

「いや・・知り合ったのは偶然だ。次元犯罪者がこの世界に来て、ソレを単独で追って来たのは良いが転移した瞬間に魔法喰らって右腕がズタズタになって倒れてる所を保護したんだ。」

 

士郎がその知り合った経緯を話していくに連れて、イロイロと解った。

士郎が戦ってるのは、あの夜に襲ってきた化物だけじゃない。なんらかの大きな組織である事

士郎には、何らかの大きな後ろ盾があること。

士郎の戦闘経験が高い事・・・etr

 

この時、私達はダンの言った事を忘れていた。

 

 

 

『アドバイス』

 

「なあ、フェイト。」

 

「何?」

 

「フェイトのバリアジャケットの事なんだが・・・」

 

「え、何か辺かなぁ」

 

私は今まで行った戦闘記録を見るのを止めて、隣で一緒に見ていた士郎に顔を向けた。

 

「薄すぎないか?」

 

「う〜ん、スピードを優先してるから邪魔な部分や無駄に魔力を使っちゃう部分を削いでいったらこの形で落ち着いたんだけど・・・駄目かなぁ」

 

一応バリアジャケットを展開して、自分でも見てみる。可笑しな所も無いと思うんだけど・・・・

 

「可笑しい所はないんだが・・・・ヤッパリ少し薄いと思うぞ? スピードと攻撃を優先させるなら近接に成るだろう?」

 

「うん。遠距離も出来るけど・・・どちらかといえば近中距離が多いかな」

 

「出来るか如何かはフェイト次第だと思うが・・・近接様のを作った方が良いと思うぞ? たとえばこの世界にはライダースーツと言うのが在る。」

 

「ライダースーツ?」

 

「革製のボディスーツだと思ってくれ。そういう物に薄く鎧を付けた奴の方が近接では有効かもしれない。」

 

「でもソレの方が厚すぎないかな? スピードも落ちるかも知れないし・・・」

 

「いや、鎧は胸と利き腕の肩、其れに脚部にだけ付ければ良い。形を変えていけば防御力が少し上がって、スピードは余り変わらないのが作れると思う。」

 

「・・・・・・そうかも知れない。試した事は無いけど・・・考えてみる。」

 

「ああ、フェイト。無理にしようとはするなよ? 肩が直ったら、薄く障壁を張れるような物を作ってみるが・・・・・其れまでには終わっているだろうしな。」

 

私は、士郎の言葉に頷いて工房から転移した。

その後も、ジェルシードを探したら士郎の工房に戻るという生活が少し続いた。最近、士郎と居る時間が面白くて堪らない。士郎は私が知らない事を沢山知っている、魔術もそうだけど魔法もそうだ。士郎の魔力ランクはCだとダンが言っていた。だから士郎は出来るだけで少ない魔力で魔法を発動できるように、魔法の術式もイロイロと弄っている。お蔭で私が使うフォトンランサーも以前より少しだけ魔力を使わずに展開できるようになった。

アルフも士郎とは仲が良くなっていると思う。この間、獣型のアルフを士郎がブラッシングしていたしアルフも気持ち良かったのかそのまま寝てしまっていた。

その姿を見て少しだけ羨ましいなと思ったのは、私の秘密だ。

 

明日からこの世界ではGWという連休らしい、少し離れた所にもう直ぐ発動しそうなジェルシードが在るので様子を見に行く事にしよう。

 

 

 


あとがき

 

全身黒のボディースーツにシャープな鎧を所々に付けて、フルフェイスの黒いヘルメットの様な物を付けた方がイロイロと上がると思う。BINですそれとセリフばかりですみません。

何が上がるかって? かっこよさやエロ「はい、不適切!!」ゲア!!・・・水月はいかんのですよ・・・・・

 

「それで? 今回のは?」

    ・・・割と如何でも良い話であります。アリサさん。

「まぁ、それは置いといて。フェイトってやっぱり良い子よね」

純粋ですからね・・・・さてさて、ちょっと此処で読んで頂いている方々へ質問です。

「図々しいわね。作者」

    ・・・・九話と十話でちょろっと出てきたfate×よつばと!!×なのは(第三期後)の事なのですか。続けた方が良いですか?

 

「アンタ・・・ドコまで他人任せなの?」

いえ、序で出し。一個一個が短いから楽だし。それで不快にさせてしまうのは、トテモ悪い事だし

 

「まあ、そうね。出来れば答えて頂けたら作者のやる気が上がります」

序でで結構ですので宜しくお願いします。




今回は前回のお話と次回のお話の合間。
美姫 「やっぱりフェイトは良い子よね」
うんうん。さて、今回あとがきで言われている質問に関してですが。
美姫 「掲示板を使ってどんどん答えちゃおう!」
それにより、続くかどうかが決まる!
美姫 「それでは、この辺で」
ではでは。



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