男の人は足を引きずりながら進み、アルフの治療をすると割れたガラスに自分の血を掛けて元通りにした。

私が声を掛けようとすると、男の人はよろめいて膝を付いた。

感情を感じさせない機械的な女性の声が聞こえると、男の人は「転移許可、承認」と言って部屋から消えた。

 

短い邂逅。之が私と彼の出会いだ。

 

私は、自分の取った行動を後悔しない

 

アルフも反対しなかったし

 

助けられたのなら、次にあの人を助けるのは私の役目だと思うから

 

私は自分のデバイスを手に取り言った

 

「バルディシュ、あの人達を追って!!」

 

展開する魔方陣。その効果が発揮され、転移が終わるとソコにはソファーに横に成っている男の人が、鋭い目付きで銃を構えていた

 

「待って!! 何もしないから、怪我の手当てをさせて!!」

 

「要らん・・・それよりも君は異世界の人間か・・・」

 

男の人は私が如何いう存在かを知っているようだ。

 

「そうです。」

 

「早々に元の次元世界に帰れ。これ以上この世界を刺激するな」

 

「それは「マスター、頭を冷やしてください」・・・・ふぇ!!」

 

バチンと何かが弾ける様な音がすると、男の人は気を失った。

 

「マスターが失礼をしました。戦闘後なので精神が高揚しているのです。」

 

言葉を発しているのはデバイスだ。でも普通じゃない。待機状態なのに浮遊魔法で宙に浮いているし、治療魔法も使っている。

 

「ですが、マスターの言っている事も覚えておいてください。貴方達がこの世界に持ち込んだ物は、世界の危機を誘発する可能性が高すぎるものです。」

 

「ジェルシードを知ってるの?」

 

「存じております。ですが手に入れようとは思いません。・・・それと治療を手伝ってくれるのなら、お願いします。使い魔さんはマスターの寝室から救急キットを持ってきてください。薬品の臭いで直ぐに解ると思います。魔導士さん「フェイトです」・・・フェイトさんはお湯とタオルを用意してください」

 

私は直ぐにお湯を用意しに向かった。お風呂に在った洗面器にポットのお湯と水を入れて運ぶ。アルフも白い箱を持って戻ってきた。

そういえばアルフが、一言も喋ってない。傷が痛むのだろうか?

 

「アルフ、傷が痛むの?」

 

「・・・大丈夫だよ、フェイト。傷は嘘みたいに治り始めてるんだ・・・でも・・・」

 

「でも?」

 

「コイツが使った魔法は自己治癒力を促進させるヤツみたいでさ・・・・お腹が・・・・」

 

「食料なら冷蔵庫に入っているので、後で食べてください。フェイトさん、マスターの鎧を外してください。」

 

「うん。・・・貴女の名前は?」

 

私はデバイスに聴いた。如何呼んだら良いか解らなかったし、この男の人の名前も聞きたかったから。

 

「ダンといいます。スミマセンが真名は教えられません。・・・其方の使い魔さんは、アルフさんで宜しいですね?」

 

「ああ、構わないよ。あんた達にはフェイトの命を助けてくれた借りが在るしね」

 

会話をしながら男の人の鎧を外す。外して解ったけど、この鎧には何か魔法に似た技術が使われているようだ。見たことも無い魔法陣と文字が無数に刻まれている。

私とアルフは、ダンの指示に従って服を切って外した。

現れたのは傷だらけの上半身。左肩には私の指が二本は入る穴が三つ開いていた。

 

「酷い」

 

私の言葉にダンは言った

 

「確かに酷いですが、まだマシな方でしょう。毒も塗られてなかったですし」

 

「これでまだマシって・・・・あんた達、どんな生活をしてるんだい」

 

私もそう思う。肩は穴が開いてるだけじゃなくて青黒く晴れ上がっている。骨が砕けてるのは確実だ。私とアルフは直ぐに治療魔法を行使した。徐々に腫れが引いてくる。穴が塞がり、薄皮が張るとダンが魔法を中断させた。

 

「なんで?!」

 

「何で邪魔するんだい!! 骨はまだ繋がってないんだよ!!」

 

「だからです。之からは自己治癒力を高めて治癒させます。」

 

ダンが言うには骨の強度を上げる為と、体を休めさせる為らしい

納得出来ない、アルフも同じみたいだけど今は黙っている。私はダンに言われた通りに注射器を取り出し、薬液を満たすと男の人に撃った。

男の人の呼吸が安定するのが解る。

 

「これで、大丈夫ですね・・・さて、まず先にお礼を・・・フェイトさんアルフさん。マスターの治療を手伝って貰いありがとう御座います。それで、私達に聞きたい事が在るのでしょう?」

 

私は、疑問を口にした

 

 

 

 

 

 

夢を見る

 

いや、之は夢なのか? 剣が無い、荒野がない、

その代わりに在るのは、心地よい風が吹く草原

此処は、何処だ。

目を凝らし周りを見渡す。ソコに少女がいた。その少女の顔に見覚えが在るたしか・・・治療をさせてと現れた子に似ている。

あの少女には謝らなければいけない。気が昂ぶっていたのも在るが、彼女の親切を踏みにじる様な事を言ってしまった。

少し、目を話した隙に遠くに居た筈の少女が目の前に居た。一歩後ずさる俺に、彼女は言った

 

また、後で・・・

 

その言葉を聴いて俺は夢から覚める事を自覚した。

目を開けると見慣れた天井が在った。感触からしてソファーの上で気を失わされたらしい。起き上がろうとすると、左足に重みを感じた。

 

「・・・・・・・・看病してくれていたのか・・・・・全く、自分が情けなくて嫌になる」

 

「彼方は何時も誇らしく情けないと思いますが」

 

中々辛らつな事を言ってくれるな、俺の相棒は

 

「謝らないとな・・・・」

 

「頭は冷えているようですね・・・安心しました。彼方の事は嘘を交えて教えています。合わせてくださいね? マスター」

 

「解った。それと・・・どれ位で戦闘可能までに回復する?」

 

「一週間と要った所です。あまり左を使わないで下さい。作り物にするのにも時間は掛かるのでしょう?」

 

「了解・・・さてと、この子を「フェイトさんです」フェイトを起こす前に、朝食の準備でもするか」

 

左腕が使えなくても、美味い物は作れるのだ。

 

 

 

 

Sideフェイト・テスタロッサ

 

目が覚めるといい匂いがした。パサリと毛布が落ちる。

 

「ア・・・レ? これは、・・・」

 

あの人に掛けた筈の毛布だ。ソファーには居ない、だって私がいる。アルフは・・・ソファーの下で丸まってた。私はアルフを起こそうとして

 

「起きたか・・・朝食にしよう。」

 

あの人に声を掛けられて、驚いた。だってソコに在る彼の表情は

 

とても・・・優しい笑顔だったから

 

「お、おはようございます」

 

如何しよう・・・・挨拶じゃなくて・・・いや、でも挨拶は大切な事で・・・

 

「むぅ〜あれ、アンタ体はもう良いのかい? それと・・・食べて良いのか? ソレ」

 

「遠慮せずに食べてくれ、でもその前に顔を洗ってくるといい。二人とも美人なんだからな。 それと、フェイト・・・で良いのか?」

 

「あ、はい」

 

「畏まらなくて良い。年も同じらしいしな、君は風呂に入って来い。幸いな事に君の自宅は、この階の四つ上だ。」

 

「え?」

 

「フフ、さぁ早くしたほうが良いぞ? 血は固まると取りにくいからな」

 

彼はそう言うと、私達を玄関まで押し出して・・・

 

「忘れていたが、俺の名は衛宮士郎という。後、敬語は禁止な」

 

と言った

 

お風呂に入って、シロウの部屋に戻る。シロウは私達に言った

 

「さあ、食べてくれ。」

 

トーストにハムエッグと野菜スープ。あっさりとしていて美味しい。久しぶりに、沢山食べてしまった。ちょっとお腹が苦しい。

アルフは、肉が少ないと言っていたけど。私にはちょうど良かった

食後に出された紅茶の香りが部屋を満たす。そこでシロウは私に言った

 

「協力しないか?」

 

如何いうことだろう?

 

 

Side 衛宮士郎

 

キョトンとしているフェイトに、再び俺は声を掛ける

 

「利害の一致だよフェイト。俺とダンはと在る目的・・・現象を打倒するという目的がある。その目的を果たす為にはまだ時間が要る。」

 

「全然、利害が一致してないじゃないか」

 

「最後まで聞いてくれアルフ。その現象は世界の危機・・・正確には人類の危機に浄化作用として現れるんだが・・・」

 

「ジェルシード?」

 

「そうだ、下手をすれば次元震を起こすアレは既に世界に見つけられている。故に早々に回収してもらいたい。」

 

「ふーん、そおいう事か・・・私は賛成だよフェイト。コイツ強いみたいだし・・・料理も美味いし、決めるのはフェイトだけどね」

 

フェイトは少し考える様に目を瞑り言った

 

「私は・・・良いよ。でもシロウは良いの? ダンは仕事が在るって言ってたよ?」

 

「ソレはもう終わった事だ。俺の仕事は昨日のアレを殺す事だったんだよ。本当は護衛だったんだが現場の判断で切り替えたし、護衛も変わってもらった。ソレよりも良いのか? 自分で言い出した事だが、俺みたいな怪しいヤツと協力して?」

 

「大丈夫・・・だと思う。だってシロウは私とアルフを助けてくれた」

 

「そうか・・・ありがとうフェイト。信じてくれて」

 

「うん、これから宜しくね。後・・・・」

 

「どうした?」

 

「その・・・シロウの使う魔法の事・・・教えて?」

 

上目使いで言うのは卑怯だと思う・・・・・って違う!! 俺はロリコンじゃない!!

 

(戦闘や交渉以外では、精神年齢が十代前半なのですからロリコンには成らないと思いますが? 肉体年齢も九〜十一、二歳ですし、マスターは早熟ですから大丈夫だと思いますよ?)

 

ええい!! 貴様は悪魔か?! 

 

「いや・・・興味が在るのなら、話す位なら良いが・・・・たぶん、フェイトは使えないぞ?」

 

ポーカーフェイスはお手の物、最近なのはの『お願い』も断れなく成ってきているんだが・・・大丈夫か? 俺

 

「うん、それでも良いよ? この世界の「魔法」に興味が在るんだ。」

 

俺は、簡単な説明をする事にした。

アルフが念話でお礼を言ってきたのが不思議だったんだが・・・俺は追及する事はしなかった

 

 

 

Side アルフ

 

シロウと協力する事が決ったのは、良い事だった。

まず、シロウは海にジェルシードが沈んでいる事を教えてくれた。海ならば誰にも見つかる事なく回収できるし、まだ眠っている状態なので後回しに出来る事が解ったのが良い事だった。

 

でも一番良かったのは、フェイトが嬉しそうに表情を緩めた事だ。私達が知る事の無かったこの世界の魔法、『魔術』とシロウは言っていたが・・・それの話を聴いて頭を捻ったりしている姿が、まだフェイトが笑っていた頃の・・・リニスが居た頃を思い出させて・・・・

だから、ありがとうだよ。シロウ。

私は、アンタの事をまだ疑っているけど信用するよ。

だから、フェイトを裏切る様な事はしないでくれよ

 

おっと、シロウのデバイスから頼まれた事をしないとね

 

「それじゃあ、この町に張って在る結界は、その地脈? っていうのを利用してるんだね」

 

「その通りだ、地脈、霊脈、龍脈、どれも力が流れる物だからなソレを利用し・・・バインド?!」

 

「ア、アルフ?!」

 

「いや、敵対行動じゃないよ。シロウのデバイスから頼まれたんだ。なんか、工房に連れて行くからって」

 

「その通りです。完治までおよそ一週間の間、工房に篭って貰います。あそこなら完治までの期間二、三日は縮むかも知れないですし・・・転移開始します」

 

「ちょ、待」

 

シロウの言葉は途中で聞こえなくなった。

 

そこで気付いた。

 

「どうやって部屋に戻ろう・・・・」

 

「鍵とか渡して貰ってないよ、アルフ」

 

取り合えず、内から鍵を閉めて転移することにした。

 

 

部屋に戻るとフェイトの機嫌が良いのが気になって、口を開いた。之は疑問で有り、嫉妬だ

 

「ねぇ、フェイト。」

 

「何? アルフ」

 

「なんで・・・シロウの協力を受け入れたんだい? 確かにアイツには命を助けて貰った借りが有るよ。でも・・・アイツは絶対の信用を置ける相手じゃないと思うんだ。絶対に何かを隠してる。ソレに、アイツの目的も私は良く解らないんだよ。人類の危機に浄化作用として現れる現象なんて、本当に有るのかい? そんな事聴いた事も無いよ」

 

フェイトは少し考えるような仕草をして、言った

 

「うん、私にも解らない。だから『魔術』の事を教えてくれる様に頼んだんだ。もしかしたらその現象は、無いのかもしれないけど・・・この世界には在るのかも知れない・・・でも、シロウの事は信用しても良いと思うんだ。あのね、アルフ。シロウの目がね・・・凄く、お母さんに似てるの・・・・」

 

似てる? プレシアに? フェイトに酷い事ばかりするあの女の目が? シロウに?

 

「いや・・・そうは思えないんだけど? 勘違いじゃないのかい? フェイト」

 

私の言葉にフェイトは首を横に振って言った

 

「ううん、似てるよアルフ。瞳の奥に在る光がねとっても似てる」

 

私はそう思わないけどねぇ?

 

私は次の言葉を出そうとして止めた

 

「この魔力は!!」

 

「ジェルシード!! 行くよ、アルフ」

 

「解ってるよ、フェイト!!」

 

私達は、空を駆けた。本当は、シロウが居た方が良いんだろうけど・・・怪我が治りきってないと心配だしねぇ。フェイトの気が散っても困るし

 

 

Side ユーノ・スクライア

 

時は少し戻る

 

「ねぇ、なのは・・・本当に解らないの?」

 

「うん、結界が家に張ってあるなんて始めて知ったよ。私・・・家には私以外に『魔法』を知ってる人なんていないと思うし・・・」

 

本当に何なんだろう? この結界。僕が知る限りじゃ、この世界に魔法文明は確認されてないし・・・

 

「そんなに凄いの? 家に張ってある結界って?」

 

なのはの質問に答える

 

「凄いよ。この結界は・・・まず僕じゃ張れない。魔力量が違いすぎるし、術式も解らない。町を覆ってる結界もなのはの家に張って在るも同じ様な、術式を使ってるみたいなんだけど・・・」

 

「みたいなんだけど?」

 

「魔力が常時供給されてるんだよ。こんな事SSS級の魔導士でも無謀だ・・・なのは、この家に居る人で魔力を感じる・・・というか不思議な力を感じる人はいない? 友達とかでも良いけど」

 

「う〜ん・・・シロ君かなぁ?(寧ろ家族全員?)」

 

「シロ君? その人って毎朝なのはを起こしてくれてる人?」

 

「そうだよ。あっユーノ君にはちゃんと教えてなかったよね。シロ君はね少し前まで一緒に暮らしてたの。」

 

「一緒に? 兄弟なの?」

 

「違うよ。シロ君はお父さんの親戚でね、一人に成ったからお父さんが家に連れてきたの・・・ってお兄ちゃん達は言ってた。名前は衛宮士郎って言うんだけど、お父さんと同じ名前だからお母さんがシロ君って呼ぶように決めたの。」

 

え? でもそれなら兄弟であってると思うんだけど?

 

「違うよ?」

 

「アレ? 声に出てた?」

 

「うん、シロ君はね家の子には成らなかったの。それに他の親戚も見つかったらしくて、一週間とか十日とか外国に行ったりしてるんだよ。なんだかイロイロ問題が在るんだって」

 

その子も大変なんだなぁ・・・僕達と同じ年なのに・・・・あっ!! 脱線しすぎた!!

 

「なのは、それで如何いう風に不思議な力を感じるの?」

 

「う〜とね、一緒に居ると物凄く安心できるし、暖かいんだよ。」

 

・・・・・・なのは、それは違うよ。

 

「なのは・・・それは違うと思うよ? それは、こ「なのはー!! バスが無くなるぞー!!」・・・僕のセリフ・・・」

 

「あ・・・時間忘れてた!! お兄ちゃん、直ぐ行くからちょっと待ってー!!」

 

僕はなのはの肩の上に乗って、そっと溜め息をついた。

 

Side 衛宮士郎

 

「おい」

 

俺は自分の相棒に言った

 

「如何いう事だ、ダン」

 

「彼方を回復させる事は、事前に二人には言っています。私は彼方が寝るのを見届けてから戻ります。食料などの備蓄も此処なら多量に在りますし、安定剤の方も少なくなってます。この機会に補充することをお勧めします」

 

コイツ・・・ナニが何でも此処から出さない気だな

 

「当たり前です。協力者の足手纏いになるような状態の彼方が、彼女に必要ですか?」

 

「・・・・・・解った。だが、フェイト達とは常時連絡を取っていてくれよ? アレが暴走すれば・・・」

 

「解っています。しかし、その為に町に結界を張ったんでしょう? 高町家を包むのよりは若干劣りますが・・・・」

 

「それでもだ。最悪を考え、その時の最善を考えるのは常識だぞ? まぁこの土地の地脈(霊脈)が大きかったから張れた結界だ。強度や魔力の心配は少ないが・・・」

 

「解りまし・・・私が単独で出来る範囲のサポートはします。逃亡の手助けぐらいしか出来ませんが・・・」

 

「それでも良い。無いよりはマシだろ・・・それじゃあ行ってくれ」

 

 

 

俺はそう言い工房のベットで横に成った。目を瞑ると、直ぐに眠気が襲ってきた。自分でも気付かない内に疲労が溜まっていたのかもしれない、俺はそんな事を考えて眠りに落ちた

 

 

始めまして、異邦者さん

 

さぁ、眠っている間はこの問題を如何にかしないとなぁ・・・・

 

 

 

 


あとがき

 

夢に出てくる少女は、丸解りぃぃぃ!! BINです

シロ君はフェイトサイド、でもなのはが魔法少女に成っている事は知らない。

ダンは如何でるのか? 士郎は如何するのか? そして、夢に出てくる少女の目的は?!

 

そして、フェイトが士郎に懐く理由は士郎を通してプレシアを視ているから

イロイロ継接ぎだらけの関係。ドロドロにはしたくないなぁ

次回、なのはとフェイトの初バトル? にしたい





士郎はフェイトと協力を。
美姫 「士郎自身が言っていたけれど、利害関係の一致ね」
だな。さてさて、益々今後の展開が楽しみな形になってきたな。
美姫 「次回はどうなるのかしらね」
続きを待ってます。
美姫 「待ってますね〜」



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